★ペルーへいざ出発

ペルーのジャングルに行きたいと思ったのはサラさんが去年この場所に行っていて、

彼女の体験をブログで読んでいた事です。

私もジャングル行きたい、と次に会った時にサラさんにそう伝えようと決めました。

そして1週間後程でそのチャンスがありました。

もはや行こうかどうしようかと迷う事はなく

行きたい=行くでした。

そして、そこからサラさんに旅のアレンジをして頂き、

私もペルー国内の飛行機を取ったりパスポートを作り変えたりとバタバタしながら約1ヶ月半ぐらいで出発しました。

ペルーという国は、今まで縁を感じた事はなかったし、

一度も行ってみたいと思ったこともありませんでした。

ジャングル生活の途中から、ペルーへの気持ちは180度変わりましたけど。

ただペルーに全く興味がなかったわけではありませんでした。

かつてアンデス山脈で行われていた、神に捧げる少女の生贄の記事を夢中で調べて読んでいた時期がありましたから。

後で聞いたら、どうやら私はこの辺にも少なからず縁があったようでした。

24時間かけて首都リマの宿にたどり着き、翌日クスコへ飛行機で移動、クスコ1泊。

その翌日は長距離バスで8時間かけてキラバンバヘ。

キラバンバを1泊後、ジャングルのホストであるシャーマンの奥さんと会い、彼女と一緒に私たちはジャングルへと向かいました。

ペルーは貧しいですが、エネルギーに満ちていました。

初めは極度の緊張のせいでお腹を壊したり、危ない目にあわないように「ちゃんとしっかりしよう」とばかりを気にしていました。

南米=怖い、危ないイメージでした。

失礼ながら、全部の人が悪い人に見えていました。笑

これから手放す事になっている「何か」に対しての抵抗?か、感情が高ぶって無理に色々と頑張って振舞っていました(これはサラさんに指摘された)。

旅の始めは緊張と不安で落ち着かない精神状態でした。



★ペルーのタクシー

旅が進むにつれ、タクシーの気さくな人、宿の温かい人達に触れて、恐れや緊張感はだんだん薄れていきました。

ペルーの人々は目がキレイでした。

お店やレストランで出会う人達はにこやかで親切でした。

何も期待をしていなかったペルー料理は、何を食べても驚くほど美味しかったです。

1番好きだったのは、魚介や玉ねぎをレモンジュースでマリネされたセビーチェです。

白いとうもろこしとお芋が必ずサイドにあるようです。

メキシコで食べたセビーチェと違い、魚介が大きく食べ応えがありました。あんまり美味しくて3回食べました。

ペルーのビールも、葡萄から作られたお酒、ピスコサワーも美味しかったです。



唯一ダメだったのはJさんが頼んだ、クイとかいう、ねずみの丸焼き料理でしたが(彼女は見事に平らげた)。

インカ帝国の首都であったクスコは美しい街でした。

標高3400mのこの街、石畳の坂道と階段を宿まで息を切らせながら登りました。


10歩歩いては足を止めて深呼吸した、富士山を思い出しました。

クスコは外国人で溢れていましたが、民族衣装を着た人、道端で果物を売る風景や中央広場か
ら少し離れた住宅の景色は、まさにイメージどおりのペルーを感じさせる風景でした。

首都リマでもクスコでもそのあとのキラバンバでも、街中の移動は殆どタクシーでした。

もちろんスペイン語を全く話せない私は、終始サラさんにまかせきり。

彼女は毎度現地の方法でタクシーを停め、運転手に行き先を伝え、値段交渉をこなしてくれました。

私とJさんは毎回ただただ乗るだけでした。。

タクシーにはメーターが無く、いわゆる「交渉次第」なので特に流しのタクシーは料金にバラツキがありました。

なのでコミュニケーションがとれないと交渉は辛いです。

もし1人だったらどうするのか。

筆談??いや、タクシーを利用するのをあきらめてしまうかもしれない。

サラさんは去年これを1人でこなしたなんて凄過ぎる。

など色々考えドキドキしました。

同じ宿に宿泊していた男の子に、「え、流しのタクシー乗ってんの!?危ないよー」と引かれていたので、やっぱりサラ旅行は凄いなぁと思いました。



つ づ く宇宙人