安定期に入り、貧血でしんどい毎日。
階段を登るだけで息があがる。
張りを感じる頻度が増えていった。
胎動も徐々に感じるようになり、お腹がポコッと動くのも見えた。不思議な気分だったが、愛おしかった。時々こっそり話しかけたりもした。

先生には心配ないと言われた張りや出血だったが、気にはなっていた。
だんだん仕事を休んだり、遅れたり、早退する頻度が増えていった。旦那にも辞めさせてもらった方が良いのではないかと勧められた。
急に休んで迷惑をかけるのが申し訳なく、ある日急に入院になんてなったらそれこそ大迷惑をかけてしまう。。。
産休ギリギリまで働いて、頃合いを見て復帰する予定だったがすっぱりと辞めさせてもらうことにした。
会社にお詫びとともに月末にでも辞めさせてもらう相談をした。

その夜だった。

お腹が痛い。
張りがぎゅーっと強くなって痛い。
酷い生理痛にも似ている。
妊娠してからこれほど痛くなったことはなかった。
出張でほとんど家にいない旦那がその日はたまたま家にいた。病院に連絡しようかとも思ったが、朝になっても痛みが続いたら来なさいとでも言われるかと思い勝手な判断で朝まで耐えることにした。今思えば馬鹿な判断。すぐに病院に行くべきだった。
旦那に朝まで痛かったら病院へ送って欲しいと告げた。

定期的に襲って来る痛み。
こらえられず「痛い痛い痛い!!」と声を出した。
旦那に手を握ってもらいながら朝を迎えた。
朝になると痛みは多少ましになった。

旦那に病院へ送ってもらった。しかし道を間違え病院のすぐそばで車が通れない道に。
旦那にすぐ近くだからここから歩いていけと言われ、「この薄情者!」と言い病院まで歩いて行った。私も旦那もまだ笑ってやりとり出来るくらい楽観的だった。

症状を伝えていたからか、すぐに診てもらうことができた。初めて会う先生だった。
別の部屋へ連れていかれ張りを計測するモニターをお腹につけられた。そのまましばらく待つように言われた。どれ位まてば良いのか、よくわからないまま待たされた。ぼーっと待ちながら時々お腹が張るのを感じた。痛みはなかった。
昨日あまり眠れなかったから眠い。ウトウトしながら待った。
30分ほど過ぎた頃だろうか、先生が入って来た。そして少し深刻そうな表情でこう言った。

「やはり張りが見られます。このまま入院してください。」