同社が最近手がけた歯科医院のリフォームでは、４台あった治療台を２台に減らし、ケア専用台を３台導入した事例もあった,エルメスバッグ新入荷。歯科医院からは「エステサロンのようなゆったり感を出したい」という要望が多いという。武広氏は「デザイン設計の要望では美容院と共通点が多い」と話す。
理美容室、歯科医院とも背景にあるのは、縮小する市場への対応だ。
全国の理美容店舗数は約３５万軒、歯科医院は約７万軒とされ、コンビニエンスストア数との比較ではそれぞれ約７倍、約１・４倍とされる。
市場は国内に限られるなか、廃業に至る理美容室、歯科医院も増加傾向にあるといい、生き残り競争が激化。「サービスだけでなく、室内デザインでも特徴も出さないと利用者に選ばれない。今開業する人で、これを考えていない経営者はいない」（建築業界関係者）という状況だ。
人口減の進展で、競争のさらなる激化は必至。「サロン」のデザインはますます進化していきそうだ。
（内山智彦）
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