今日は「調和」についてお話します。



以前美容室で働いていた頃、そこでは「同じ価値観の人間が一致団結するから強いチームになる」という考えが求められました。



自分の意志を主張せず、人に同調する事を求められる場面が多くあったのです。



職場では「我慢」が美徳とされているような雰囲気がありました。自分よりも他人の気持ちを優先して動くことが当たり前、誰もがそれを疑わず、異なる意見を言うことは許されませんでした。



それが「調和」なんだと。そこではけーぽんは自分の意見を無いものとして閉じ込めていました。



それから2ヶ月、けーぽんは独立してフリーランスとなり、すべての意思決定を自分で行う事になりました。




そこで考えた事は「異なる価値観の人間がお互いを尊重しながら、それぞれの力を発揮する。足りないところはお互いが補い合う」という職場を作ること。




それぞれが自分の考え方を持ち、それを主張できるようにする。




やらなくてはいけない事、やってはいけない事はあるけれど、それは他人に押し付けられるものではない。




自分の意見を主張できる人は、同時に周囲の意見も聞くこともできる。どこまで自分を貫き、どこまで他人を受け入れるか、それは自分で判断すること。



それがけーぽんの考える調和のイメージです。




自分の力が充分に発揮できていると感じるから人はやる気が出るもの。




けーぽんの作る世界では「やる気を出せ」という概念も存在しません。だってみんなでやりたい事をやっているから




やる気というものは、誰かに言われたから出てくるものではなく、努力が足りないからやる気にならないわけでもありません。




やりたい事をやりたいようやっていれば、その人はもうやる気になっています。





そしてその環境を作るのがリーダーとしてのけーぽんの役割。





その人のやりたい事を引き出し、誰かが助けてほしい事と結びつける。これがけーぽんの仕事。




凸凹の凸と凹をくみあわせること。




どんな相手に対しても敬意を持ち、対等に付き合えこと。





けーぽんの考える「調和」とはそんなイメージです。