こんばんは、とりです。今日は昨日以上に早い、午後6時に職場を出た私! 帰宅後ののっちの一言。
のっち「が降りますよ(--;)」
全国の好きなみなさま、降ってきたら迷わず保護(捕獲)しましょう~。
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チリ旅行記-その14- 衝撃の展示-
無事に入場券を購入し、園内へ。園内図を見ると・・・ペンギンたちがいるのは昨日Kさんが教えてくださった通り'Buin Marino'です。こちらで見られるのはアシカとペンギンのショーで、次回は15時からだそうです。それまで園内をぐるっと見て歩きました。
日本の動物園ではほとんどペンギンしか見ていないせいで、見る動物すべてが斬新です(^_^;;;)。でも、驚きだったのはラクダの展示。フタコブラクダを生で見たのは初めてです♪
さて、園内をぐるっと回ってみた中で、本当は'Buin Marino'だけで見られるはずのフンボルトペンギンが2羽展示されている場所を見つけました。その2羽、どちらも亜成鳥です。
なんでここにいるのでしょう・・・? じっくり見ていた私は、その2羽のうちの1羽を見て目を疑いました。
とり「左のフリッパーが・・・」
なんと、そのペンギンには左のフリッパーがないのです。もう1羽もよく見るとフリッパーの根元が大きくえぐられています。なぜ、こんなことに・・・。
その展示場所には小さく「Pinguino de Hunboldt」と描かれた案内と成鳥の写真が付いているだけです。おそらく、臨時の展示なのでしょう。
そこでしばらく2羽を見ていたら、飼育員さんがやってきて中に入っていきました。食事の時間のようです。魚は薬を入れてあるのでしょう、頭がなく、お腹が膨らんでいます。それを嘴を開けて飲み込ませています。
他のお客さんが少しだけ見て"Pinguino"と言って通り過ぎていく中、私はしばらくその場所で2羽を観察していました・・・その姿に飼育員さんも気がついたようで、目が合いました。かわいそうなペンギンなんだよ、と言いたげなその表情を、私は十分感じ取れました。スペイン語が話せたら、なぜこんなことになったのか聞きたかったです。
で、時間は'Buin Marino'のショータイムに! 動物園の入場券とは別になっている'Buin Marino'の入場券を提示して、中に入ります。ショーが始まると・・・進行役の男性と女性が出てきました。そして、その男性がいろいろ話した後、両脇にペンギンを抱えて出てきました! 出てきたのはフンボルトペンギン1羽とマゼランペンギン1羽です。
ステージにはプールがあって、すぐにペンギンたちはプールの中へ。気持ちよさそうに泳いでいます♪
ショーは何をするのだろうと思ったら、会場の人たちに挙手を求めているようです。子供たちがたくさん手を挙げて・・・いったい何が始まるのでしょう?
その答えは、ペンギンたちへのえさやり体験でした! いつの間にかちゃんとプールから上がっていたペンギンたちに、選ばれた子供がえさやり。かみつくこともなく、なかなか賢いです~。
えさやりが終わると、ペンギンたちはお役ご免。その次に出てきたのはアシカでした。とっても賢いアシカで、次々とパフォーマンスをします。たいしたアシカたちです♪
30分でショーは終わり、私は再び園内へ。'Buin Marino'に入る前に見ていなかった動物たちもしっかり見て、動物園を後にしました。
で、駅に着いたら・・・なんと、電車が行ってしまった後と判明! しかも、窓口で切符を買ったら「次は1時間後よ(^_^;)♪」と教えてくれました。かぁ~。。。
動物園に戻っても入れないので、駅の横の売店で時間つぶしをすることにしました。ジンジャーエール500mlペットボトルが500ペソ(=約100円)。安いですね、ホント。
幸い、自分が乗る'Buin Zoo'駅16時46分発の電車は定時に来て、終着の'Alameda'駅にも定時に着きました、ほっ♪ 乗り換えた地下鉄も最新の冷房付き車両で言うことなしでした~。電車で「今日のとりさん」がなかったのは嬉しい限りです(^-^)。
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理由があって、自然に帰せない動物。ブイン動物園は、ただ単に動物を飼育、展示するだけでなく、野生下で傷ついた動物を保護し、回復させる活動もしています。今回の訪問で見た2羽がどういう理由で傷ついたのかはわかりませんが、もし仮に人間の活動(混獲など)で傷ついたとすれば・・・非常に考えさせられます。
【2013年2月13日(水)にブイン動物園で撮ったフンボルトペンギンたちです。仲良く寄り添っていますね・・・2羽の怪我が早く治ることを心から祈っています】