千葉ロッテのクライマックス快進撃はチームにあり
千葉ロッテのクライマックス快進撃はチームにあり
2010年10月11日付 日本経済新聞 朝刊 ロッテ連日逆転劇
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(本文一部抜粋)
与えられた役割をきちんとこなす――。
強さの秘訣を実践したのが里崎だ。五回に代打で右前打、
七回には1点差に迫る中前適時打を放つ。
守っては八回2死二塁のピンチに、
栗山の左前打で三塁を回った二塁走者佐藤を本塁で完ぺきにブロックし、
得点を与えなかった。
その代償として左手首を痛めたことが幸いしたのか、
直後の九回の打席では「力が抜けてコンパクトに振れた」
と左翼に低い弾道の同点ソロ。
背筋痛による長期欠場から復活し
「風が吹いているかも」と話すベテランの活躍は、
連日の逆転劇の原動力になった。
十一回に勝ち越し打を放ち、珍しく大きくガッツポーズした井口も、
チーム状態に大きな手応えを感じている一人。
日米での優勝経験者は「今のチームは一つになっている」と話す。
シーズン最終盤から「負けられない試合」をものにし続け、
「勝つことによってチームが力をつけてきたことを感じる」と西村監督。
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チームが本当にチームになるために全ての事がここに書いてあります。
「与えられた役割をきちんとこなす」
これは人材力と組織力がしっかり浸透していないと出来なことである。
守備のポジションや攻撃打順という当たり前なことだけでなく
何故、自分が起用されているのか?
何故今自分がここにいるのか?
今、この瞬間に何を求められているのか?
を全員が勝利を得るために積極的に自律的に考えて動いている証である
「今のチームは一つになっている」
チームになるためにもう一つ必要な関係性は正しく人と人との関係性だが
珍しく大きくガッツポーズをしているというのは、
勝利に向かって日々メンバー同士
本音で語り合ってあっていることを想像させる。
感情を表出する事自体、自分への思い
「役割を果たせている・勝利に向かっている」
ことでもありそれは仲間への
「役割を果たせている・勝利に向かっている」という気持ち
を伝えることでもあるからなのです。
チームビルディングとは
人材力と組織力と関係力がすべてかみ合わすことであり
かみ合った瞬間にとてつもない力を発揮する
そんな象徴たる快進撃である。