性善説と性悪説~ここに最強のチームビルディングあり~ | チームビルディングブログ

性善説と性悪説~ここに最強のチームビルディングあり~

記事より


選手の判断力を信じ、サインでがんじがらめにしない。いわば性善説に立った野球だ。クライマックスシリーズなど重圧のかかった試合で通用するかどうか別として、見る者を気詰まりさせない戦い方は今どき珍しく、心地よかった。


ビジネスの現場でもそうだが、性善説の立場か性悪説の立場かという話はある。

議論を楽しむという意味で話すのは構わないが、そんな簡単に割り切れるものでもないのはご存知なはず。ここで言う性悪説とは、一般的に、人には管理が必要だという立場のことである。私の思いとしては、『最強のチーム』を創るためには、性善説と性悪説が必要であり、任せることと管理することの両方が必要であると思っています。


あえて誤解を恐れずに言うのであれば

「性善説の上に性悪説がある」「もしくは性善説が土台になり性悪説を動かす」

別の表現をすれば

「任せるという仕組みの中に(上に)管理するエッセンスを組み込む」ことである。


平たく言えば

がっちり管理された中で、「自由に任せるよ」と言われたたって、言われた側は思い切って仕事はできないけれど自由にまかせられた中で、「ここだけは報告して、ここだけは注意して」って言われたほうがはるかに自由度も高いし、やる気はでるし、言われた方は『上司(部下OR同僚)はここが大事だと思っている、ここがポイントなんだと言っている』というメッセージになる。それこそ究極のOJTではないかと思う。



ではこの記事にある「重圧がかかった・・・・」ところこそが「最強のチームビルディング」と「『管理』という考え方」視点では取り上げることが必要だと思う。そのことについて次回のブログで記してみたい。



チームビルディングコンサルタント 石見幸三