< 総合ルール >
●朝倉 未来 vs クレベル・コイケ○ 2R1分51秒三角締め失神KO
朝倉未来 「 自分の幻想が崩れた。ここまでだった… 」
チャンピオン斎藤裕に挑む次期チャレンジャー決定戦的な試合だったが
RIZINエースとして朝倉未来は2連敗が許されない!相手は寝業師の鬼神クレベル・コイケ。
1R朝倉の良い打撃が入ったのにもかかわらず、朝倉が怒涛の攻撃に出ないで慎重に進めていた時点で
ナーバスになっていたのはわかった。2Rは打撃でもアドバンテージを奪えず寝技を意識しすぎて
相手の土俵で戦っていた感じだ。コイケの得意の三角締めで完敗だった…
「 路上の伝説 」と売り出され、連戦連勝を重ねていたが、YouTubeで稼ぎ、斎藤選手に初めて負け勢いが失われた。
ハングリーさでコイケの方が上回り、格闘技の下地もコイケの方が上だった。
本人が引退を言葉にするほどの完敗でショックだっただろう… ここから這い上がりリミッターを外した朝倉未来をみたいが…
< スペシャルマッチ特別ルール >
那須川 天心 vs 大崎 孔稀、HIROYA、所 英男
ボクシング転向を明言し、大晦日のRAIZINが立ち技最終戦の那須川天心vs武尊の一戦は幻に終わった。
替わって1vs3の試合が組まれたがX=所英男になったのはびっくりであり、この試合での勝負論はなくなった…
肝心の試合は無名の大崎選手は善戦したが、10㌔以上重く、YouTubeのシバターに負けたHIROYAが
名誉挽回と思いきやわずか1Rにビビッてガードを固めるだけで攻めようとしないのはプロ意識に欠如した選手だと思った。
所英男はこんな試合を組まずに寝技を生かすためにも若手のストライカーとに試合を組んでくれ‼
< RIZINライト級世界王座決定戦 >
○ホベルト・サトシ・ホウザ vs トフィック・ムサエフ● 1R1分12秒 三角締め
圧倒的な打撃力のムサエフだったが兵役のブランクは大きかっただろう。
そしてチャンスをつかんだサトシはコイケと同じ日系ブラジル人。
この大会はブラジル柔術がグレイシー一族以来のスポットライトを浴びる大会となった!
< RIZINバンタム級トーナメント1回戦 >
○朝倉 海 vs 渡部 修人● 1R3分22秒パウンドKO
堀口へのリベンジに燃える朝倉海だったがフィジカルの強さで圧倒した試合だった。
この試合は安心して見ていられたが同じ豊橋市出身の井上選手の打撃に対抗できるか⁉
堀口のリベンジの前にトーナメント決勝が進退を懸ける一戦になりそうだ…
< RIZINバンタム級トーナメント1回戦 >
○井上 直樹 vs 石渡 伸太郎● 1R1分58秒パウンドKO
大晦日の試合でも圧倒的な試合だったが、今日の試合でも日本人にはレベルの違いを見せつけた。
まず井上直樹の目の輝きに引き込まれ、石渡選手に打撃をもらった状態でのあの打撃は戦慄が走った!
そして今日の試合でRIZINの主役は朝倉兄弟から井上直樹に変わると直感した瞬間だった‼
*ただ試合には負けたが石渡選手の奥さんは大金星だった(笑)
他の2試合は元谷智貴と扇久保博正が判定で勝ったが,井上直樹に圧倒された元谷が参加できてしまうのは
層の薄さを物語ってしまっている… 朝倉海vs井上直樹しかファンは興味がないのでいきなり準決勝で当てるか⁉
*今大会は女子格闘技(女子への偏見ではないが女子の殴り合いは少し抵抗があります)、
個人的には集中して見れた。特に井上直樹という新たなスター候補が出てきたのは
歓迎すべきことだが,総合格闘技の選手の旬は短いことを再認識させられた…
朝倉兄弟のリベンジロードを見てみたい気もするが日本人の選手層の薄さを吐露した大会でもあった…
コロナ渦でRIZINはかなりの苦境に立たされていると思うが何とか日本の格闘技界を盛り上げて欲しい‼