「 全日本男子バレーボール・ゲーリーサトウ監督1年で解任…暗黒時代へ突入… 」
今日の記者会見で全日本男子バレーボール・ゲーリーサトウ監督が1年で解任された…
アメリカ男子コーチとして五輪金メダルに導いた手腕を買い、初めての外国人監督だった。
「 スマートバレー 」を掲げ、選手に考えることを要求。技術も今までの日本でのやり方を改め
世界標準の技術を求めてきた。日本ではそれまでにないやり方で選手は違和感を感じながらやっていた。
結果も世界選手権アジア予選敗退。特に韓国に完敗。地元日本で行われたグラチャンでも5戦5敗。
しかもアジアでのライバルであるイランには20点を1セットも取れない惨敗ぶりだった…
結果は確かに酷い… ゲリーサトウからカリスマ性は感じられなかった…
ただしロンドン五輪のメンバーからほとんど変わらず、司令塔のセッター宇佐美から近藤に変わったのは
かなりの戦力ダウン…このメンバーで1年で勝てという方が間違っている。
日本協会だってロンドン五輪を逃して長期的な強化をできる人材を探しての起用だったはず…
北京五輪後も現在イランを強化し,イタリアを世界選手権で優勝に導いたベラスコ監督が公募したにも拘わらず
言葉が通じないを理由に植田監督を続投し、名将をイランに持ってかれ、今や手も足も出せない状態…
Vリーグでも豊田合成やJTが外国人監督を起用し、結果を出している。昨年のサントリーもそうだし、
女子でもセリンジャーがダイエーを率いた時はぶっちぎりの強さだった。
今の日本のバレーは海外からかなり遅れているのがはっきりしているのに…
ハッキリ言って日本は高さだけでなく、ブラジルのリベロよりセッターが下手くそだ！
外国から学ばなければいけないことは山ほどあるのに…
そして、この時期の監督交代なので最後の切り札・中垣内だと思っていたら
新監督は前パナソニックの南部監督（中垣内とは同じ年）になった…
彼は就任会見で「 レシーブ技術を世界一にしたいにしたい！ 」と語っているがブラジルや韓国のレシーブ力を上回るのは大変な作業だがやらねばならない。ただ自分はレシーブだけでなくセッターも世界一にしたいと
言って欲しかったなぁ。それと高さで劣ってもブロックシステムの世界一！
男子バレーはブロックがないとレシーブもでないから…
ただこの会見でも時代を逆行しているだけにしか感じられなかった。南部監督がVリーグで三冠達成したと
言ってもパナソニックは全日本メンバーに外国人もいるメンバーだったから…
何より南部監督からはカリスマ性を感じることはなかった.今回の交代劇は間違いなく男子バレーは暗黒時代に突入しているとしか思えない.東京オリンピックまであと7年.リオ五輪でイランに勝つのはまず無理だろう.
出場権の得られる東京五輪こそ最後のアピールの場。長期的に強化し,世界最先端を行ける外国人監督を
登用し,強化しない限り男子バレーに明日はない…競技人口も野球、サッカーに押しまくられどんどん減少し,
長身者も少なくなってきている。ここでも時代と逆行し,春高バレーを見ても低身者アタッカーが多いのが現状.
あぁ誰か無能で硬直化し,時代の逆を行く日本バレーボール協会を変革できる人はいないのか…～!!