「 11 夏旅Ⅳ 青春18切符・宗谷本線の旅⑤ 夜の塩狩駅＆旭川ラーメン山頭火！ 」
名寄のひまわり畑を見終え、帰路へ向う。
北星駅18：09→18：22名寄駅18：24→20：15旭川駅＜旭川ラーメン山頭火＞21：00→21：50札幌駅
段々日が暮れ夕焼けがメチャクチャ綺麗だ。宗谷本線の鄙びた駅に夕日は旅情をそそる。
瑞穂駅、多寄駅、下士別駅辺りまでは日が落ちても濃い夕焼けが残って旅の終わりを演出してくれた。
塩狩駅では特急待ち合わせで5分停車。行きは快速列車で通過したのでこの停車は嬉しい～
急ぐ旅なら待ち合わせの時間はいらないが、ローカル駅での待ち合わせ停車は嬉しい。秘境駅ならなおさらだ。
塩狩駅は駅の裏には道が通っていて、民家もあるらしいが、見える範囲内には民家や人の影はなく、森に囲まれた秘境度の高い大好きな駅だ。真っ暗闇で駅舎の灯りと列車の車内灯だけで、聞こえるのは虫の声だけ。
やがて特急サロベツが闇を切り裂いて通過して行った。これで塩狩駅ともお別れだ。
2時間の移動で旭川駅に到着。
ここで遅い夕食を取る。駅からすぐの「 山頭火本店 」へ。
塩らーめんではここが一番好きで札幌の支店によく通っていた。
全国にも支店ができ、海外にも出店しだしあたりから手広くしすぎて味が落ちたとの評判をよく聞く…
自分のよく行く南18条店も客足は少なくなった。旭川ではお盆の時にも行った山頭火出身の「 蔵 」が一番のお気に入りで弟子が師匠を超えた形となっているので本店で確かめたいと思っていた。
店内に入るとほぼ満員の客でトロ肉チャーシューも売り切れていて賑っていた。
注文は塩ラーメン（800円）と小ライス。
塩ラーメンと言っても豚骨。こってりしている感じだがコクがあってまろやかな感じで飲みやすく大好きなスープだ。麺は細めの縮れ麺。麺はもう少し太くてキレのある麺が好きだ。
ここはチャーシューが柔らかくてメチャ美味しい～～。ただ札幌の南18条店と本店との差はそう感じななかった。弟子の「 蔵 」の方が味は上だと思う。それでも夏旅最後の夕食としては満足するラーメンだった。
新駅舎になった旭川駅に戻り、スーパーカムイに乗車して漆黒の闇を引き裂き1時間20分で札幌駅に到着。
昼はまだ汗ばむが夜はもう涼しい～。今年もこれで夏が終わった。夏の終わりは切ないなあ…