10 秋旅Ⅱ⑧ 2日目 ラストは白滝秘境駅シリーズ! | 蒼の憧憬を求めて~旅・麺類・駅伝・中日ドラゴンズ~ 

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 丸瀬布いこいの森のSL雨宮号を後にして、次の目的地へ。
高速道路は丸瀬布まで延び、ほとんどの車が丸瀬布ICに入り高速道路に向ったが、そのまま国道を直進する。
秘境駅である下白滝駅へ向った。高速道路が出来ると国道はまったく車が通っていない。
今回道東の二つの高速道路を走って、改めて思ったが、都会の人間にとって高速道路が開通し、しかも無料で時間が短縮され便利であるのは間違いないが、途中の市町村にはまったく寄らなくなってしまう。国道を通っている時は途中でその地の名産品などを買って、一つ一つ市町村を刻みながら目的地に行くのだが、高速道路でダイレクトに行くと途中の市町村の事がまったく記憶に残らない。ただでさえ、交通量の少ない北海道に高速道路がタダだとたまに並行する国道を見るとまったく車は通っていない。以前は高速道路が開通すると、地価の高い工業地帯から土地が安く、輸送に便利な高速道路沿いに工場が進出する時代もあったが、今はそんな時代が終わり、もっと人件費の安い中国や東南アジアにシフトしてしまったいる。なので、高速道路が開通しても以前のように工場が進出し、働き口ができるなんて話は夢のまた夢で、逆に開通した市町村から都会へどんどん人が吸い込まれるストロー現象が起こり、さらに過密な地域は過密化へ。過疎の地域は過疎化が進んでいるらしい。道内の高速道路と並行して走っている国道には本当に車が走らず途中の市町村が心配になる。
 
 そんな状況にさらに悲惨ななのは鉄道&船だ。
まず最初に訪れた下白滝駅の時刻表を見ると1日4列車しか停まらない。
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周りに人家もないのでこれからどんどん衰退しているが、道内のローカル線は客に乗るなって言っているダイヤが多すぎるよなあ。丁度列車があと10分で来る。ラッキー。
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すると逆方向からステンレスの「 快速きたみ 」が待ち合わせに先に来た。ドアは無情にも開かない。
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5分位停まっていた。いくら快速とはいえ1日4列車しかいない停まらないのだから停車駅にすればいいのに…。
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やっと逆方向から白地に緑のラインの気動車がカワイく入線。誰も乗降客はいない。
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こんな状態では石北本線はどんどん衰退していくだろう。車だけでなく、鉄道も船も公平に税負担をしてほしいものである。特にJRについてはあれだけ立派な橋脚の高速道路をバンバン造っているのだから、せめて高速化をはかりトンネルを作るとか、時短につとめにショートカットするとか対処をしてほしいものだ。この下白滝駅は駅の前に廃屋1軒と牧場が1軒あるだけ。車では行きやすい。牛舎の牛がじっとこっちを見ていた。
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 次は旧白滝駅。
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国道からすぐなので車では訪問しやすいが、ここも1日4列車のみ。周りは家が遠くに1軒。廃屋や牧場が見えるだけ。下白滝駅より小さなホームに木造の小さな待合室が旅情をそそる。この駅の方がいいなあ。
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 次は上白滝駅。
白滝駅を通過し、ラストの上白滝駅へ。
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ここは家が3軒くらいあり、おじいさんが孫を連れて歩いていて、やっと人を見たが、ここは何と1日1往復のみ。
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立派な木造駅舎がいつまでも残って欲しいものである。9月下旬でもひまわりが満開に咲いていた…。
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