「 人生を変える 」戦い 明日 男子バレー 日本vs豪州 | 蒼の憧憬を求めて~旅・麺類・駅伝・中日ドラゴンズ~ 

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 いよいよ、明日は北京五輪の切符を懸け日本vs豪州が行われる。
あのイタリアにマッチポイントしかも24-17から逆転されるという失態を犯しながら、しっかり立て直した全日本。豪州が韓国に負けたことによって、北京にだいぶ近づいたが、それでも豪州に勝たないと先はない。W杯では豪州の主砲キャロルをまったく止めれずストレート負けし、印象は悪いが明日は総力戦でそれこそ「 人生を変える 」戦いをしてもらいたい!

< 監督 >
 今大会の植田監督を見ていると、燃えながらもタイムアウトでは各選手に適切な指示を送っているのが印象的だ。やるべきことはやったという自信が伺える。自分は今の日本のバレーはブラジルや欧州のバレーより遅れているので外国人監督を望んでいた。今までの寺廻、田中監督時代も北海道の芦別体育館に合宿に来たが、見に行った友人の話ではチャラチャラしてひどいと言っていた。おまけに南に声を掛けられたという。情けない気持ちになった。テレビでもミスを連発し、タイムアウトでは監督の話を聞かない映像は見たくなかった。
 そういう意味では規律を正した植田監督の功績は大きい。選手以上に真剣で、大げさでなく命を掛けてやっているように思える。そして、五輪に行くことは「 人生を変える 」と諭し、選手を懸命に引っ張り、日本一の練習をしているのがわかる。ただ一つ、注文をつけるとすれば、選手の選考かな。これは次のポジションで述べる。
 明日は昨日力強く語った「豪州に必ず勝ちます」この実現を見たい。応援したくなる監督だ!

< サイド >
 現在は山本をスーパーエース。越川と石島をサイド。荻野をサイドのサブ。大学生の清水、福沢を入れている。越川は文句なし。あの若さで落ち着いている。よく周りが見えている精神状態で安定感がある。石島は宇佐美のトスとまったく合わず苦戦しているが、朝長になると水を得た魚のように勢いがでてきた。ただし、レセプションが悪いためにことごとく狙われている。植田監督に言うとおり越川に比べ、恵まれた体格をしているので好不調の波をなくしてほしい。荻野の衰えは誰の目にもあきらかなのだから。 そして、一番心配なのは山本。数字は健闘しているものの、ここぞという時に弱すぎる。イタリア戦でもわかるが、それが顔に出てしまう。当たりそこねが決まり、手に当ってる時はドシャットというスパイクはいつもハラハラだ。おまけに20点以降のサーブミスも多い。ポスト中垣内は育たたないか!?
 そこで控えが荻野、清水、福沢では非常に厳しい。清水、福沢の将来性はあるが、即戦力にはほど遠い。パワーの甲斐、巧さの川村、中学時代から凄かった北島、高さの柴田あたりは育っていないのか?

< センター >
 現在は山村、松本。控えに斉藤を入れている。バレーをやっている人なら誰でもわかるが、一番の弱点である。それは高さでなく、ブロックの読み、横の移動の早さ、手の壁面の作りの早さなど欧米のチームのしつこさに比べるとどうにもならない。ただW杯に比べると少しづつはよくなっている。特に攻撃はだいぶ早くなってきた。このポジションは川浦、松田など2m選手がいるがブロック力は全然劣る。低身長の北川が国内でずっとブロック賞をとってるくらいだ。自分は高さはないがビーチに転向したクレバーな朝日の復活を望む。

< セッター >
 現在は宇佐美と朝長の併用している。ここのポジションも真鍋以降育っていないポジションだ。
宇佐美の身体能力は素晴らし物があるが、いかんせんトスが単調になり、早いがアタッカーの事は考えていないトスが多い。その証拠にイタリア戦では7連続失点の時、その日越川が一番調子がいいとうのを見極めていなかった。1本でも越川に上げてたらイタリア戦は勝っていたと思う。それを考えると、高さは劣るが朝長が上げていた方が間違いなくチーム状態はよくなっている。宇佐美と山本の20点以降は心配が大きすぎる。このポジションは身体能力抜群の島野の成長を望む。左の阿部は厳しいと思う。

< リベロ >
 このポジションは津曲が長年居座っている。特に今大会の津曲は安定感がある。彼のレセプションの成功率とファインレシーブや二段トスの良さが今大会の日本の好調さと比例している。
これを追うのが植田監督好みの久保、酒井あたり。