きのうまでゴルフ場にいた。
なにかと話題の石川遼だったが、これぞプロの技で観客を魅了した。
しかし、最終日は「ボロボロだった」と本人が語ったように唇を噛むようなゴルフだった。
勝たなくてはいけないプレッシャー、ファンの勝ってほしいというプレッシャー。
計り知れないものがある。
そんな状況を「楽しむ」 そんな心は20歳には持ち合わせていなかった。
今大会優勝した「河野晃一郎」
2打差で首位を追いかける河野は18Hでイーグルでプレーオフに持ち込む。
相手は今シーズン3勝、賞金ランキングトップのベ・サンムン。
6度のプレーオフ末の決着。
その6度の中に「河野」の「表情」は人間の大切な部分を存分に見せてれた。
いいショットが出来れば笑顔になり、ミスショットをすれば「大丈夫か?」と思うほど肩を落とす。
感情豊かに河野のゴルフは進んでいく。
そこには「河野」がゴルフに向き合ってきた姿勢のようにみえた。
素直に、そして真摯に
人間性を映し出す、そんな優勝争いであった。
対するベ・サンムンも素晴らしかった。
絶対に優勝するという気持ちはあのゴルフ場で一番持っていた。
自信を持って打ったパット。ガッツポーズを幾度なく繰り返すもカップには入らない。
それでも、その気持ちは見ているものに伝わる。
両者のプレーオフ。これからこんな戦いは滅多に見ることが出来ない。
見ているものも、プレーしている選手たちも「楽しむ」を共有できた瞬間ほど
幸せなことはない。