【セミオーダー】脚付きカワセミとふっくらシマエナガのピアス | 樹脂粘土の手作り鳥アクセサリー“とりこ”のブログ

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鳥好きな人、アクセ好きな人、ものづくり好きな人、みなさんに見ていただけたら嬉しいです。

続いてこちらを紹介致します!


カワセミとシマエナガのピアス(片耳ずつ)です。

こちら、既存作品に近いものではありますが…
いつもと違うのはここ!!
↓↓↓

脚…!!

カワミの脚って赤くて、

このワンポイントがなんともカワイイんですよね^^
今回オーダー頂いたお客様はこのチャームポイントにしっかり気付かれているお方でした。

カワセミの指は前3本ななんですが、
内側の1本は短くできています。
そこもなんとか表現したい…!と思いながら制作しておりました。


ちなみになぜ普段から脚付きで作らないの?というと…
作業工程がかなりかかるので大量生産には向いていないからです。

ざっと説明しますと…
①細めのワイヤーで、一筆書き×2で計4本の指を作る
②指をまとめて束にして仮ワイヤーでまとめておく
③作った指を土台のリングに1本ずつ巻き付ける
④金属用接着剤で固定(塗布しすぎると白くなるので注意)
⑤束のままだと太すぎて粘土の鳥に刺さらないので、仮ワイヤーをほどく
⑥粘土の鳥を装着、接着剤で固定
⑦ボンドで無駄な歪を修正
⑧本体と一緒に着色
⑨つや消しニス

といった具合です。
①と③と⑤が、きええええええ!となります(笑)

でも苦労した甲斐もあり、脚を付けた鳥さんは
やはりとびきり美しいですね!!
本当は鳥さん全員につけてあげたい……
ポテっとした粘土の脚なら、まあまあの工数でできるので
不可能ではないですが、繊細さにはかけてしまいますので。。

脚を付けるか付けないかは、

鳥さんの種類によってもお値段変わってきますので
気になる方はぜひお気軽にお見積り依頼をしてくださいね。



こちらのシマエナガちゃんは
ふっくらした感じを出してほしいとのことでした。
形はもちろん、色もいつもよりやわらかいイメージを出したくて、

淡めに着色。
黒い模様もチャコール系でやわらかく。

線もいつもより細めに描きました。



シマエナガは雪見だいふくのように

まんまるなイメージが強いですよね。
でもtorikoではまんまるではなく気持ちシュッとしたフォルムで作っています。

数年前から流行っているシマエナガは真正面からの撮影などで
まんまるイメージを強くしたものが出回っていますが、
実際はそこまでまんまるではなく”エナガ”のフォルムをしているんです
(…と言いつつ実物見たことないのでアレですが笑)

なので、よくまんまるシマエナガちゃんのオーダーを頂きながら、
「まんまるにしなきゃ!」
「でもシマエナガはそこまで…」
「でもまんまるにしなきゃイメージが…!」
と、心の中で葛藤しながら制作しております。

toriko自体デフォルメした作品なのですから、
そこは意地を張らず、強めにデフォルメすればいいだけのことなんですけどね。。

冬によく出品しているシマエナガですが、
フォルムが1羽1羽異なります。
それは私の心の葛藤の表れかもしれません(笑)


長くなりました!m(__)m