Windows95が発売されてしばらくした頃だったと思う。

当時インターネット雑誌の編集長をしていた関係でどこかの座談会で、インターネット日記と平安朝文学の類似点みたいな話をした。

特に執筆者=話者が声を届かせる距離感が、マスメディアと異なり、言ってみれば半径100mくらいの感覚であるところが両者ともに感じられるところが興味深いといった話をした。

このときインターネット日記というのは、まだブログが誕生する以前だから、個人ホームページ。

「日記リンクス」という、アーカイブ(ランキング)サイトが注目されていたころだ。
ネットに先進的な大学の学生を中心に、多くの注目される日記があがっていた。
個人サイト同士のリンクの面白さもここで初めて知った。

半径100mの読者に語られたとしても、それが届く範囲は何百キロ、何千キロに広がる可能性もある。
それがインターネットというものだ。この距離感のコントロールが、コンテンツとコミュニケーションの価値を高めるというのは、なんとなく予想はしていたのだが、具体的なイメージはまだ持っていなかった。

その後、ブログが登場し、SNSが誕生した。

当時、手探りで行われていたことのいくつかが、ソーシャルネットワークにつながっていると思う。


写本てリツイートだし。