(今日は、入院中の記録の続きです。)


初めてシャワーの許可が出たのは、
入院して2ヶ月経った頃だった。


それまではずっと毎日、濡れタオルで身体を拭くのみだった。


主治医のありさん先生いわく
『怖かったから‥。ショボーン


初めて風呂場に連れてって貰った。
連れてってくれたのは、細菌感染科とかいう聞きなれない部所からヘルプで来た看護師さんだった。


風呂場は何の事なく、すぐ近くにあった。


初めて見る病院の風呂場は私の想像に反して何ら変わらない普通の家庭の風呂と同じ感じの造りだった。


酸素ボンベを脱衣場に置いてチューブを延ばして酸素マスクのままシャワーをした。


服の着脱も自分で出来たし
身体を洗う事も自分で出来た。


看護師さんは脱衣場で待機していてくれた。


お湯には浸からず、シャワーだけで手短に済ませた。


自分で出来た事に喜びを感じたおねがい


それより、ヘルプで来てくれた看護師さんの感染科とか言うのはどんな病棟なのか?興味深かった。


色んな事に興味が湧くって、凄い事だと思う。


何が何だかワケの分からない身体から、人間らしい体と頭に戻ってきたんだろう。。。



この病棟には風呂場とシャワー室の二ヶ所があった。


患者さんの希望で入りたい時間に入れるようなシステムで、朝、どうしたいか?伝えればそれでよい。


その時間に病棟が忙しければその都度、別の病棟からヘルプを呼んでくれたニコニコ
音譜


浴槽のある風呂場を選んだのは初回だけで、次からはシャワー室を選んだ。


自分の部屋からそう遠くないシャワー室にはスタスタ歩いて行けた足あしあと


全身の臓器に溜まった水や浮腫みがすっかり取れて、20キロ以上体重が減って


とても身体が軽くなり快適な足取りが心地よく感じた。ルンルン


この病院の看護師さん達や、検査室のスタッフ全員みんなきびきびして、ハツラツとして、しかもとっても優しい。


だから、私は最期の時旬までこの病院にお世話になる事を強く心に決める事が出来たんだウインク