時計2012/5/11 15:09


私:
2010年の事でした
・7月16日=近所の開業医で採血結果=肝臓異常なし


・7月26日=大量下血して痔でA総合病院の消化器外科に入院=採血・レントゲン・エコー・像影CT

・7月29日=像影CT

・7月30日=循環器内科にてレントゲン・診察・エコー直後に

突然『重体』と告げられ救急車でB総合病院へ

①[心臓・肺・肝臓・腎臓に水がたまり全身的に悪い]

②[かなり進んだ肝硬変]

③[心不全]

④[心肥大]

そして、かなり進行して最初から危ない状態だと家族に説明がありました。


26日と29日の像影CTでは異常なく、突然30日に急速にドミノ式に多臓器不全が起きたのですか?

水は肺・心臓・肝臓・腎臓のどの臓器にたまっていたと推測されますか?


26日と29日に像影CT検査して30日に突然重体になり、救急転院となった理由は以上の内容から、どのような事が考えられますか?


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時計2012/5/16 16:21

ナゾの人【X医師の推測】
[第1回目]

※病名を伝えていない時点の回答


ナゾの人:今回の病状の原因はすべて肝硬変によるもので説明がつきます。

肝硬変は長い年月をかけて進行するので、
今まで、血液検査や腹部エコー検査等をあまり受けることがなく
気がつかれなかったかもしくは放置していたかどちらかかと思います。


肝硬変の原因は、C型肝炎やB型肝炎などのウイルス感染、
脂肪肝、アルコール性、自己免疫性、薬剤性などですが、
たった数日で陥るものではないので、
かなり以前より肝硬変になっていたと推測されます。

血液検査の肝機能が正常だった件ですが、
一般的に測定する肝機能の検査は
肝臓が壊されている時に出てくる物質を測定します。
肝硬変に至る前の肝炎の時に検査すれば
異常値が出るのですが、
肝硬変になるとすでに肝臓がボロボロで、
破壊されるときにでる物質がもう出せず、

一見、正常という結果になることも多いです。

一般的に測定する肝機能の指標は肝硬変になると
意味をなさなくなるので、別の血液検査メニューで
状態を管理していきますので、

7月16日の時点で一般的な肝機能正常でも
すでに肝硬変だったと推測されます。


肝硬変になるとどうなるかというと、
肝臓がほとんど機能できないため、
アルブミンなどの蛋白質が作れなくなってきます。
これが少なくなると、血管の中に水分をためこむことが
できなくなり


腹水や胸水など全身に水が漏れだしてたまってきてしまいます。


また、肝臓がカチカチに硬くなるため、
血液が肝臓内に入れず、逆流します。

逆流すると、食道静脈瘤や痔を作ってしまい、
しばしば大量吐血や下血で命が奪われることがあります。


今回の、大量下血の原因も肝硬変と思われます。


造影CTも異常なしではなく、

肝硬変や少量の腹水などは認められていたのではないでしょうか?


心エコーをしたところ、胸水もたまっており、
肝硬変でもともと血管内が脱水気味だったのに、

さらに下血による貧血が原因で、一気に脱水が悪化し、
胸水も一気に貯留して、このままでは大変生命が危ない状況に転じていたので、

緊急転院になったのだと思います。


ひどい肝硬変があり、肝硬変が原因の大量下血で

【急速に全身状態が不良となり】


入院中の病院では対応不能な状態であったため、


さらに専門医のいる病院へ緊急転院になったのではと推測されます。


●以上は、あくまでも
「X医師の推測」です。




P.S
メモ次ページで、病名を伝えた後の

ナゾの人「X医師の検証」を明らかにします!


グッド!乞う!ご期待!!


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