牡羊座
「渭浜之器~いひんのき~」
渭浜は黄河の支流渭水の浜、器は能力をもつ人。大人(たいじん)となり得る器量の人物をいう。周の文王が渭水の浜で釣をしている呂尚に会った。 途端に文王は呂尚こそ父太公が望んでいた人物だと丁重に迎える、 やがて呂尚は期待通り太公が望んでいた「太公望」になったという故事。
牡牛座
「溢美溢悪~いつびいつあく~」
ほめすぎと、けなしすぎ。過度の賛辞と悪口のたとえ。
双子座
「一知半解~いっちはんかい~」
知識が充分に自分のものになっていないこと。なまかじりの知識。半可通。
蟹座
「一殺多生~いっさつたしょう~」
一人を殺す代わりに、多くの人を助けること。いっせつたしょう。
獅子座
「一朝之忿~いっちょうのいかり~」
一時の激しい怒り。
乙女座
「一歩一喘~いっぽいちぜん~」
一足歩いては一息つく。険しい山道などを行く様子。
天秤座
「一笑千金~いっしょうせんきん~」
美しい女性は、ちょっと笑っただけでも千金の価値があること。また、それほどに美しい女性のこと。「一笑」は軽くにっこり笑うという意味。
蠍座
「一朝之患~いっちょうのうれえ~」
突然ふりかかる心配事。突然の災難。
射手座
「一身軽舟~いっしんけいしゅう~」
とうとうと流れる大河に舟を浮べていると、自分まで軽やかな小舟に身を委せている気がして、なかなかよきものである。
山羊座
「一狐之腋~いっこのえき~」
狐のわきの下の白くて美しい毛皮。少なくて珍貴なもののたとえ。
水瓶座
「一即一切~いっそくいっさい~」
一がそのまま全体であり、全体の中に個があると共に、個の中に全体が含まれているという考え。
魚座
「一片氷心~いっぺんのひょうしん~」
ひとかけらの氷。澄みきった心。汚れなき品行。