スウェーデンで働き始めて2年が過ぎたあたりで気づいたこと。

まぁ皆さんが色々なコラムで紹介しておられるとおり、こちらの人、本当に頑張らないですよね、仕事。

(もちろん業種や職種の違いもあるし、最終的には個々人で違うわけですが、あくまで一般論です、、、)

Once in a life timenのprojectが佳境だから、今週は残業覚悟でとか、今年は夏休みを少しずらしてとか、絶対にない。

そんなことを強要しないとそのプロジェクトが間に合わないのであれば、それはリソースマネージメントができていない経営者が悪い、ということになる。

隣りのシマが忙しいが、こちらは余裕あるならば、同じファイナンスなんだからさ、隣りのシマヘルプしたら?というのも、まぁ成り立たない。特に一定規模以上の会社で業務が細分化され、雇用契約にR&Rが粒度細かく規定されていれば、なおさら。

 

夏は郊外のサマーハウスでBBQがあるので、4時には帰る、冬は3時には真っ暗なので、2時にフィーカしたあと、3時頃からなんとなく人が減り始め、4時半には大半が帰っている。コロナ後の帰宅時間は明らかに更に早くなっているように思うし、月金の在宅が多いこと。

仕事の進め方も、何か非常に効率高いとも思えないし、期限決めてもズルズルすること多いし、かつ期限プッシュを強くすればするほど、どんどんゴールから遠ざかるというか、みな軽くメンタルやられて意欲が減退するなんて事例も数多く経験した。

 

ただ、こうした実体験から体感したこと。

なるほど、これが世界の中でもデジタル化が進んだ土台にあるんだなと。

要は、人は頑張らないし人を頑張らせない。そもそも人が少ない。人が頑張って拾った仕事のリターンが単に社内レポートや分析だけであれば、そんなものはハナからやらないか必要ならデジタルに解決させる方法を考えなさいと。

こういう思想、もちろん社会全体での文化的な背景もあるが、そもそも大国ではない国が、国際競争の中で、それなりに豊かなポジションを取り続けるための、おそらく唯一の方法なのだと感じる。(女性の就業率の高さも然り、性別問わず、皆ワークフォースとして社会・経済活動に参加させて、付加価値をうみ、社会保障を支えるという。)

 

翻って、日本はやたらヒトが頑張っちゃうし、工夫しちゃう。また頑張ることが美徳とされ、それを経営者が無自覚に悪用してる。(あくまで一般論であり、そうでない会社も沢山あることは知っています。)だから変わらない、一生懸命働いているつもりなのに生産性はどんどん置いてけぼりでもはや二流国並み。(「生産性」については、そもそも給料を上げない大企業経営者が真の戦犯という説の方が有力なようですが。)

 

さて、このループから抜け出す最善かつ最速で現実的な方法は何でしょうか?

それは、従業員の皆さんが頑張らないこと。

文句を言いながら、アホな上司の命令を拾うことを放棄すれば良い。

そんなにやりたくば自分でやりや、と、帰れる時はとっとと帰って、人生を豊かにする他のことに、時間と労力と気持ちを使う。

皆さんが、頑張ってアホな仕事を拾い続ける限り、何も変わりません。社内仕事が多いと嘆いているあなた、社内仕事が減らない理由に加担しているのは、あなた自身でもあるのです。経営者の無自覚という問題がまず悪いが、労働者側も勤労の美徳を時代に応じて解釈しなおせないまま無自覚に勘違いを続けている。だから変わらないのです。

 

経営者の仕事をしない経営者x経営者に経営者の仕事に向き合わせない労働者

=そりゃ何も変わるわけはないわな

 

ということです。

 

ある日突然、突飛な社長が指名されて、ガラッと企業風土が変わる、そんな可能性はゼロではありませんが、そんなことはまず本当に潰れそうな瀬戸際でしか起こらないでしょうし、そもそも経営陣の人選は一般従業員にはコントロールできません。

それをカンバルことで自分の職業人としてのポータブルなスキルが上がるなら、プロとして頑張りましょう。そうじゃなければ、拾うなと。それでも拾う人が評価されるでしょうが、そんな会社に明日はないので、とっととズラかった方が身のためです。

プロとして自分で納得して頑張っている仕事であれば、目は輝き、心は踊ってるはずです。毎朝鏡を見て、死んだ魚の目が映っていたら、迷わず転職活動を始めましょう。

ということで、私も活動中ですわ・・・