先日無事に修理から帰ってきた
我が家の三味線のお話。
長いのでいくつかに分けて
書きたいと思います(*´-`)
数年前から、
私の保存状態がよくなかったために
あちこちにぐらつきが出たりして
ちゃんと弾くことができなくなっていた
我が家の三味線。
この三味線は
もともと祖父の三味線で、
私が古典芸能を学ぶ学科へ進学した時に
三味線の授業があることを知った祖父が
「練習するのに使っていいよ」と
渡してくれたもの。
その後祖父は
私が19歳になる直前に
亡くなってしまったので
それ以降は形見の三味線となりました。
不具合が出だしてからずっと
修理したい修理したい!
って思いながらも
楽器の修理って結構お金がかかるので
なかなか踏み出せずにいました。
しかも祖父に教えてもらった邦楽楽器店が
以前あった場所から
移転していることがわかり、
今の場所をネットで調べてみると
店主の体調があまりよくないと
書かれている記事が見つかって
今もちゃんと営業しているのか
不安になり…。
かといって修理費も
まだ準備できていなかったので
結局そのまま数年間放置と
なってしまったわけです。
それが今年に入って
とあるきっかけでご縁のあった
Twitterのフォロワーさんが
たまたま三味線を習っている方で、
いろいろ修理のこととか
教えてくださって、
そしたらだんだんもう一度
三味線にちゃんと触れたくなって。
よし、勇気出してお店を訪ねてみるか!
ということになりました。
そもそも修理に出すにも
三味線カバーが先に
ボロボロに傷んでしまって
すでに処分していたので、
家からお店まで三味線を運ぶためには
まずカバーの購入が必要でした。
これもまた、
修理に踏み出せなかった
理由のひとつ。
でも運よくこの期間に
生命保険の見直しをする機会があって
今までの保険を解約することになり、
ちょっとだけですが解約返戻金が!!
そのおかげで修理費の心配も
なくなりました。
そしてそしてやっとです!
一番重要な
お店がちゃんと営業してるかどうかというのを
電話が苦手な私は…
直接お店の前まで行って確認
↓
シャッターが下りてる
↓
不安がよぎる
↓
やっぱり電話が苦手
↓
諦めたくないのでもう一度訪問
↓
結果
↓
開 い て る や ん (歓喜)!!!!
しかしながらその日は
確認だけで帰宅して
後日改めてカバーを買いにいきました。
やっぱり一気に全部の勇気は出なかった、、、
だってお店の戸を開けるなんて
それだけでもうドキドキすぎます…
でもようやく、
そこまで辿り着いたのでした。
(続く)