日本時間4月29日5:23にフィリピンでM6.8の強い地震が発生した。
フィリピンでM6.8の地震が発生
震源の深さが26kmと浅いため被害が懸念される。今回の地震は世界で起きたM6.5以上の地震としては日本時間4月25日のチリM6.9(M7.1からその後変更)以来4日ぶりで(関連記事参照)、2017年に入ってからのM6.5以上としては11回目となる。
またフィリピンで発生したM6.5以上の地震としては1月10日のM7.3(関連記事参照)、2月10日のM6.5がそれぞれ起きていた。
フィリピン付近で強い地震が起きた場合、その後日本でも中規模クラスの地震が発生するケースがあり、1月10日のM7.3の際には約10時間後に小笠原諸島西方沖でM5.1、また2月10日のM6.5の時には約7時間後に福島県沖でM5.2がそれぞれ起きていた。
こうした点に照らせば数日間は日本でも強めの地震に注意する必要があると言えそうだが、実はもう発生しているのである。今回のフィリピンM6.8から約40分後の4月29日6:01に父島近海でM4.4(USGSではM4.9)が記録されている。
これで収まれば良いが念の為に注意しておいたほうが良いだろう。