長野県と群馬県にまたがる浅間山では、先週末からきょうまでの4日間で160回を超える火山性地震が発生し、地下の水蒸気の動きを示す火山性微動を観測した。気象庁が山の北側に設置した監視カメラでは、上空に立ち上る噴煙がとらえられている。
今年に入ってから活動が活発化している浅間山では、気象庁が今月12日に行なった現地調査でも、1日あたりに放出される火山ガス(二酸化硫黄)の量が平均1400トンと多い状態が続いている。
2年前の2015年4月下旬から増加している山頂直下を震源とする火山性地震は、先週末21日から24日午後3時までの4日間で161回に上った。このうち23日には1日だけで75回の地震があり、きょうは火山性微動が発生。
火口からは噴煙が立ち上り、夜間には高感度カメラがごく微弱な火映を観測している。