鹿児島県の諏訪之瀬(すわのせ)島では、13日朝から昼にかけて火山性地震が急増し、この日1日だけで発生回数が481回に上った。一晩明けたきょう14日は午後3時までに10回発生している。
鹿児島地方気象台によると、13日は午前6時台に172回、7時台に96回、8時台に91回と火山性地震が急増し、正午以降は1時間あたりの発生回数が10回以下に減少。きょう14日は午後3時までの発生回数が10回を観測した。
13日の午前6時42分に発生したマグニチュード3.5(速報値) の地震では、島内で震度3を観測。体に感じる震度1以上の地震は8回に上った。また今月11日には、地下の水蒸気やマグマの動きを示す火山性微動が約9分間続いた。
気象庁によると震度1以上の地震が相次いだのは、2016年4月24日〜26日以来で、このときは噴火活動の活発化は見られなかったという。