榊、調和、文学 -40ページ目

210105並木大典 - 115


榊、調和、文学-210105-115
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14番目。
『不明』、コラージュ、アクリル、?年
1000mm×700mmくらい。
ピカッちゃってます。

前日の夜はTVでゴヤを見た。
「なんかゴヤの『巨人』思い出した。昨日の夜、四人で山に登って、家帰ってから、NHKでゴヤを見たんだよ。タケシとサヤカと三人で。『巨人』と『我が子を喰らうサトゥルヌス』がヤバかった。みんなすげー感銘受けてた。オレも今けっこうゴヤに夢中」
「ゴヤ凄いよねー」

「この絵はばあちゃんが死んだ日の日記」

210105並木大典 - 124


榊、調和、文学-210105-124
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15番目。
『不明』、コラージュ、?年
1000mm×700mmくらい。
ぼけぼけ。

ダイスケはスケッチの束を探している、本当はとびきり素敵なコーラスの入ったカセットテープを探しているのだ、でも見つかりっこない、だから別のものを探す、とにかく探し続けて見つけ続ければいいのだ、忘れた頃にお目当てのものが不意に現れる。

スモーキーマウンテンに辿り着く前にアイダノリユキの目でヒロシマとバグダットの路上を通過した。


スモーキーマウンテン。
フィリピンにあるスモーキーマウンテン、記憶の痕跡。
ゴミの山で生活する子供達を写したフィルム、子供達の描いた落書き、コーキさんの撮影していた映画『GODOG』の脚本、教科書の一部。

ダイスケのアトリエではキースハドソンのダヴが流れる。彼の最近のお気に入り。

フィリピンはスペイン統治下の雰囲気が残る不思議な国だ。「まるでブラジルのよう」という人もいる。太陽、音楽、暴力、路上。
スモーキーマウンテンは巨大なゴミの山で、周辺の地域はとびきり治安が悪い。「スモーキーマウンテンに行きたい」というと半分のタクシーは当たり前に乗車拒否をする。地元の人間はそこに近づかない。路上で暮らす子供達はゴミを拾いそれを売って生活している。
「コーキさんは兄貴だね。凄い。あの人は凄い」
ダイスケが兄貴と慕うハセイコーキさんは映像作家。浅野忠信さんなんかと同じプロダクションに所属してるみたい。詳しくは知らない。面識無し。「やっぱ一人じゃ無理」というコーキさんの求めに応じて、映画の撮影助手兼音響と当時別でやってたプロモーションビデオの素材の撮影を兼ねてスモーキーマウンテンに飛んだ。マニラ市内から通ってたらしい。

「路上でキッズ達が集まってラップしてるんだわあ、で、それを録音して、現地の言葉だから何言ってるか全然分かんないから、それを分かる人に聞いてもらったんだけど、彼らは『オレ達はテロには負けない、手と手をとりあって闘おう』って歌っててさあ。
かなりがちーんときたね、それからテープを買いあさったよ。中身分かんないから聴いてもよく分かんないんだけどね。なんかやる気出るというか」 

会田法行
KOHKI HASEI
アノレ(プロダクション)

210105並木大典 - 133


榊、調和、文学-210105-133
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16番目の画像。
『不明』、カラーコピー(ドローイング)、?年
900mm×1400mmくらい

連作、sea1。
NSDのアルバム『sea1』のジャケットの絵と同じシリーズ。
「板に、カラーコピーを貼付けた。ぐちゃぐちゃした感じだあね」
その割に理路整然、というか素直な線。