今日は天然の岩のりです。
岩のりは冬の冷たい海水が西風に吹かれて海岸の岩などに
吹き付け、その時海苔の胞子が岩に付着しその胞子が黒く
芽生え海苔となりその地区の女衆がヘラのようなのりかきで
採り、その海苔を水でゆすぎながら砂や小石を取り除き綺麗に
して網などに広げ天日干しにして作ります。
南伊豆で一番美味しいと言われている入間海苔(いるまのり)
です。
天日干しした岩のりをストーブやガスで炙ります。
炙ると海苔と磯の香りが漂います。
10年以上前は冬は寒く海水温も低かったので12月頃には
採れていたので雑煮などにも入れていましたが今は海水温が
高くなり2月頃採るようになってきました。
うちでは味噌汁の具材などにしているので多く仕入れ、焼いて
冷蔵して一年中使えるようにしています。
マグロのすきみや刺身などと一緒に食べても美味しいですよ。
スーパーや土産物屋で売られている磯海苔(養殖物)とは
全く違うものです。