新邪馬台国伝説ムー編序章

 

マークの宇宙船は時間を遡るトンネル状の空間を移動していきました。

宇宙船はヤマトの時間を超え更に遡っていきます!

ヤマトの時間より更に1万年を超えた頃トンネルの出口が見えてきました。

宇宙船はトンネルからいきなり海にほーり出されました。

ものすごい衝撃が走り船内は大パニックになりました!

宇宙船はかろうじて海面に浮いています!

「うわー!一体どーしたんだ!」マークは「どーやらどこかの星の海面に落ちたらしい?いったいどこの星に来たかもわからん?」と首をかしげました。

フランクが外の外気を調べると「この星の大気には酸素が含まれ宇宙服なしでも出られそうだ!」と言いました。

マークを含め全員がまだ時を遡ったことはまだ知りません!

「ここを外に出て調べる必要はない!地球にブラックホールの事を報告しなければならん!すぐ出発しよう!離陸しろ!」

「船長船が動きません!今の衝撃で壊れたものと思われます!」

「なにー!それではこの星から動けんではないか!何とか修理出来んのか?」

「修理は可能ですがかなりの時間がかかるものと思われます!」

「そーかでは仕方ない、今は食べ物もない!外へ出て水と食料を探してこなければならんな!何人か外へ出て探して来よう!」

「待ってください船長!外は海ですよ!宇宙船にはボートは積み込んでいません!」

「しまった!そーだった!それではだれか泳ぎの得意なものがいるか?

そのものに頼むとしよう!」

「それも無理です!ここからは陸地が全く見えません!ここから岸まで何キロあるかわかりません!この星が海しかない星かもしれません!」

「くそ!それも不可能か!それではここで飢え死にしてしまうかもしれん、どうしたらいいんだ!」

どうしようもなく宇宙船は海の真ん中で漂っていると、その上空にUFOが現れました!

UFOからは音声が流れてきました。

“皆様ご安心下さい!今お助けいたします!そして私共の宮殿にご案内いたします!

私達は決して敵ではございません!ほんの少しご辛抱ください!”

UFOから光線が流れてきて宇宙船はUFOの進む方向に引っ張られていきます。

「大変だ!宇宙人の捕虜になってしまう!どうにか逃げられんのか?」

「敵ではないといっていましたよ!」

「そんな言葉など信じられるか!ああもうおしまいだ!」

みんなが騒いでいる中、コウユウはじっと考え込んでいました。

・・・あの声とあのUFOどこかで見たことがあるような気がするぞ・・・

やがて宇宙船は陸地に近づきました!

すると海面が大きく盛り上がり巨大なドアーが出現しました!

ドアーの先は下り坂の通路になっており、海底にむかっているようでした。

宇宙船はその通路にあるコンベアーで運ばれていき下りきったところで停止しました。

“皆様到着いたしました!どうかお船からお降りください!”

そこの地下通路の天井から先ほどの声が流れてきました。

“まだご不安でございましたら、私が直接そちらにお伺いいたします。”

宇宙船の出口にやってきたその女性の顔をみてコウユウはびっくりしました!

その人は三保の松原であったあの羽衣の女性だったのです!

彼女を見たコウユウは真っ先に宇宙船を飛び出しました!

「こらコウユウ!危ない!何をするんだ!”

怒鳴るマークを無視して、女性に駆け寄りました。

「あなたはどなたですか?」

「わかりませんか?ほら、三保の松原であって、面倒見ていただいたコウユウです!」

「コウユウさん?お顔が全然違いますが?」

「あなたから私は、未来に転生しまして、未来の男の体に魂がやっどたのです!

でも心はあの時のコウユウのままです!」

「まー!本当にコウユウさん!お久しぶりです!

すっかり記憶も戻られたようで本当によかったですね!」

「今ではもと居た21世紀の記憶もよみがえってます!21世紀の私の体は病院で何10年眠ったままです!何とか21世紀に戻りたいのですが、なんとかなりませんか?

UFOまでお持ちでものすごい科学力をお持ちでしょう!」

「それは私にもどうにもなりません!私のご主人に相談してみないと・・・。」

「それではそのご主人に合わせてください!」その時マーク達が追い付いてきました。

「まったく足の速い奴だ!そちらの女性は?」

「今私が頼んでこちらのお屋敷に向かう事になりました。一緒に行きましょう!」

女性の案内で彼女らの建物に歩いて行きました。