この暑さには参ります。と言っても今年で終わる事はない。温まった地球はそう簡単には冷えて来ない。40℃も当たり前に成って来るのでしょう。30℃に成れば暑いですね～と言っていた頃が懐かしい。高校生の頃に友人と北海道旅行に行き弟子屈のユースホステルに泊まった時（数十年前）、食器を洗う水の冷たさに氷水に手を漬けているように感じたのを覚えている。その北海道も30℃に成る、あの冷たさを思い出している。

夏は花蓮が目を和ませてくれる。朝早い時間帯に歯磨きをし顔を洗ってから開花したばかりの花を見に行く(行くと言っても小さな庭に降りるだけ）。何とも表現しがたい香りが漂う。夕方には蚊に刺されながらの水遣りも日課に成っている(水枯れと日があたらないと蓮根が腐ってしまう）

今年はなかなか花芽が出て来ず肥料がまずかったかと悩みもしたが、遅ればせながら1本1本と花芽が出て来て安堵しているが、作物も花も何もかもが気象条件で生育も変わってくるから難しい時代に入ったのかと思っている。

2007年3月に唐招提寺に伺い頂いてきた蓮たちは今も花を咲かせている。

前日は見なかったのに、ひよこっと花芽が出て来てにやりとします。

濃いのは即非蓮。隠元禅師の招きで来日した明の黄檗僧で、この蓮を持って来られたのでその名が付けられている

美中紅蓮。上品な花で東大寺華厳寮の管理人さんが育てていたのを見て育てたいと思ったのが最初。その蓮は隣の戒壇堂の池に植えられていたので、結局は唐招提寺まで出向くきっかけに成ったのが美中紅蓮。

ミセススローカム。

2022年6月27日のミセススローカム。今年が7月18日だからズレがある。

舞妃蓮です。

大賀蓮。2000年蓮として大賀博士が2000年前の地層から種子を発見し育てた物の子孫に成るかな。

唐招提寺蓮。鑑真和上が持って来られたと言われている八重の蓮。

唐招提寺を代表する唐招提寺青蓮、今はつぼみが出て来たので前の写真を掲載。

法華寺蓮。椀蓮の代表ですね。蓮台に仏が座っているように見えるのです。

藤原宮蹟の蓮田から畝傍山を望む。数種類の蓮が植えられているから、いずれは混ざり合って別種が生れるでしょう。だから3月に蓮を植え替えて蓮根で育てます。種子では別種に成り得るから混ざらない様にしています。

花蓮は開花から4日で散ってしまいます。短いですがだから良いのです。今年の花蓮の季節も間もなく終わります。

後はずーーと葉っぱのまんまです(冬には勿論枯れますが）水を絶やさぬように来春を楽しみにしているのです。　　では体調管理宜しく。

蓮台に仏が座る