3月9日。

3年生になって1年間の日程を知ってから、
来ちゃうのが1番怖くて、
1番来てほしくなかった日。




入学した時は中学の友達も塾とかの友達も全くいなくてほんとに1人で、

登校したら誰とも話すことなく自分の席に座って携帯の画面とにらめっこしながら過ごす日々が続いてた。

友達作ろうと必死で、
だけど上手くいかなくて、
毎日毎日学校に行くのが辛かった。


正直、こんなに辛い日々が続くならこんなところになんか来るんじゃなかったって思ってた。


あの時の自分はすごくネガティブで、いま考えたらよく自殺しなかったなってくらい根暗くんだったね。笑


でもある日、「一緒に弁当食べよう」って声をかけてくれて、ほんとに嬉しくて、あの日から薬高生活が始まったと思う。


相変わらずの根暗くんだったけど、
だんだんと話してくれる人が増えていって、
だんだんと学校に行くのが楽しくなって、

だけど楽しいと思った頃には1年生終わってたなぁ。




2年生になってクラス替えして新しい生活が始まったけど、また知らない人ばっかりで、クラス替えしてすぐは部活の人同士で仲良くしてる人が多かったからまたも1人で、1年に戻りたいなって思ったこともあった。


楽しみだった修学旅行が2年生開始数週間で最大級に憂鬱な行事になったのも今となってはいい思い出…

とはいえないかな。


修学旅行から帰った夜、親に「どうだった?」って聞かれて「つまらなかった」って答えちゃった時は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


いい思い出とは言えないけどネタにできるくらいのメンタルにはなれたな。

部屋とかは楽しかったけどね。
初日の夜の綺麗な星空が修学旅行の全て。




3年生になった時はそこそこ知ってる人もいたし1、2年の時と比べたらスタートダッシュがすごく楽だったことを覚えてる。


3年生は、そうだなぁ。
誰かといて、誰かと話してる時間がとてもとても長かった。


文化祭準備をしながらだったり、
夜の公園でだったり、改札前でだったり、
放課後の教室でだったり。


色んな人と、色んな場所で、
色んな話をして、色んなことを考えた。


それが何よりも幸せで、
周りの人に「楽しそうだね」って言われて、
実際ほんとに楽しかった。


今まで周りの人に「楽しそうだね」って言われたことなんかなかったから、相当楽しんでたんだと思う。相当楽しんでた。




受験では良い報告はできなかったけど、
こんな雑魚い豆腐みたいなメンタルでもなんとか乗り切ることができた。




過去の自分に何か言えるなら、

「辛いことがあるかもしれないけど卒業式の日の君は薬高で過ごした3年間の全てが幸せな時間だったって絶対に言えるから安心しろ」って言いたい。




今、アルバムのメッセージを読みながら、
こんな風に思ってくれてたんだって幸せと、
こんな風に思ってくれてる人ともう会えないんだって悲しさに襲われてる。


寝て起きたらどんな気持ちになってるんだろう。
どんな気持ちになったら何をすればいいんだろう。


受験休みに入った頃みたいに、
なんだかんだ平気な顔できちゃうのかな。






薬園台高校で過ごした3年間の全ての時間には後悔がそこらじゅうに散らばってて、

やり直したいことも山のようにあるけど、


「幸せだった」って、
「大好き」って言える高校生活を送れたことに感謝してる。



もし仮に最初からやり直したとしたら全く別の高校生活になると思うけど、

後悔を0になんかできやしないし、
高校生活を終えるときの気持ちは多分同じものになると思う。




別れの挨拶が「また明日!」から「またいつかどこかで。」に変わっちゃったけど、

「いつの日にかまたどこかで。」なんて無責任なこと言ってないで、次会った時に笑われないくらいには頑張るよ。





今までほんとにありがとう。
何度も言うけど幸せでした。


ありきたりな文になっちゃったけど、
全部本心です。




では。
さようなら、また。










おしまい。







この道を行くのも、
この道を帰るのもあと1回。


何度同じ道を行って、
何度同じ道を帰ったんだろう。



1人で歩いてた日もあれば、
誰かと歩いてた日もあったし、

なんとなく歩いてた日もあれば、
あれこれ考えながら歩いてた日もあった。



晴れの日、雨の日、雪の日、
暑い日、寒い日、風の強い日。

同じ景色を何度も見てきた。



同じ景色を見てたはずなのに、
見えてるものは同じはずなのに、
違う気持ちを何度も味わった。

またいつか同じ道を歩いたら、
また違う気持ちを味わうのかな。




駅と学校の間、
5分ちょっとは短いものだけど、
たくさんのものが詰まってると思う。


明日は少しだけ背筋を伸ばして歩こうかな。



そんなことを考える卒業式前夜なのでした。






おしまい。





全ての試験、発表が終わって、
追加の合格発表は引っかからず、
結局2勝しかできないまま終わりました。



大学受験は惨敗のまま終わりです。


確かに第一志望に行きたかったけど、
落ちたからといって別に悔しいことはない。

もともと挑戦の挑戦だったから。

いけそうにない第一志望より、
いけそうな第二志望に落ちた方が残念。



落ちても悔しくないのは、多分、
その大学のことをよく知らなかったし調べなかったからだと思う。


受験した時点で自分が大学に関して知ってたことはキャンパスの場所と名前くらい。

いいよ、落ちても悔しくないってのは。
自分を否定しなくて済むから。


好きになるのは受かってからでも遅くないんじゃないかな。



そもそも受験よりも学校生活で悔いを残さないようにするって思ってたし。

受験は浪人しないことが目標だった。


両方成し遂げられた自分は敗者だけど成功者だと思う。




っていう強がり。負け惜しみ。



周りには学校生活楽しんでるうえに第一志望受かった人がたくさんいるから、

やっぱり僕はただの敗者。



敗者は何を言っても負け惜しみ。





でも悔しくないってのはほんと。
行きたかったけどね。

そこだけ。
それだけ。



おしまい。












今日ね、少しだけ別れのあいさつを変えてみたんですよ。


気づいた人いるかなぁ。
そんなに多くの人とあいさつしてないけど。



いつもは「おつかれ」とか「じゃーね」って淡白なあいさつだけど、

今日は「また明日」って言ってみた。
(意識するの忘れていつも通りになっちゃった人もいるかもしれないけど…。)


いつもは言わないけど考えたら「また明日」って言えるの今日で最後なんだよね。


軽いようで重いような、
重いようで軽いような、
そんな一言「また明日。」



明日は「また明日」って言えないから、
なんて言って別れればいいんだろう。

いつも通りに「おつかれ」とか「じゃーね」とか言えばいいのかな。

それとも「さようなら」かな。


多分、サヨナラするときは笑ってるはず。
笑ってサヨナラはできると思う。
だけど。


別れて1人になった電車の中で何を考えればいいんだろう。

何を考えるんだろう。



その時間が来るのが怖い。
怖いなぁ。


"明日"なんて来ないで、
毎日が "今日"ならいいのにな。







おしまい。





なにもすることがなくてボーッとしてたらあと3回しか学校ないって実感が湧いてきた。



あと3回って実感はあるのに、
卒業って実感はないから不思議。
卒業式泣くのかなぁ。


卒業式のあと写真撮ったりするだろうからそれまでは泣きたくないけど、それまでに泣かなかったらもう泣くところないね。


終わったあとってどんな感じなんだろう。
終わった…んだよね?って感じなのか、
終わっちゃった…って感じなのか。


どのタイミングで泣くか、
どこまで耐えるかが難しい。
耐えられないくらい溢れてくるのかな。



卒業したあとどれくらいの人と連絡をとりあって付き合い続けられるんだろう。


10人ちょっといればいい方かな。
欲を言えば20人。
それくらいいてくれたら満足。

2人で飯行こうかってなりそうな人を数えてみたら5人ちょっとしかいなかった。悲しい。



付き合いは、狭く深く。
そうしてるんじゃなくてそうしかできない。
たくさんの人と上手く付き合えるほど器用じゃないから。

まあいいや。



あと3回だからってわけじゃないけど、
あと3回は、あと3回を大切にしよう。







おしまい。