浜松国際ピアノコンクールが始まりましたね。

昨日は1次の結果発表もあり、90名から24人に絞られるという大激戦。

私は今回のコンクールは家で聴いておりますが、

「この方よかったのになー」という方も2次に進めなかったりしていて、コンクールの厳しさを改めて感じていたりします。


私は今回は、オープニングコンサートに行ってきました。


実はここしばらく、庭木の剪定で右手を痛めて、スマホで文字を書くのも辛かったので、すっかり記事を書くのが遅くなってしまいました。

今更ですが、よろしければお付き合いください。





この日の浜松は秋晴れの良い天気。








会場入り口には、今回出場の皆様の写真がどどーん。




窓際には、前回の写真。




チャクムル君も。


よく見ると、写真には、サインが入っているのですよー。今回のオープニングコンサートでサインを入れられたのかしら。




牛田さんのサイン、前の写真だとちょっと見えにくいから、こちらもどうぞ。


今回の浜松国際ピアノコンクールは、本当に大盛況!満員御礼、チケット争奪戦でした。


前々回(ガジェヴさんが優勝した時ね)との違いにびっくりです。この頃は、当日ふらりと行って聞けたんですよー。


今のように、1次から、こんなにもお客さんいっぱいの中で弾けるコンクールって、コンテスタントさんにとっても嬉しいのではないかな?と思います。


今回は嬉しくって早めに浜松に着いたので、

浜松駅を散策したり



アクトプラザのラウンジでのんびり本を読んだりしていました。



快適空間で本を読めれば、大抵ご機嫌な私です。



牛田ファンのお仲間さんとも無事合流できて、

ついに、会場に入ります。

会場では、さっそくコンクールの公式パンフレットも発売しており、わくわく気分が盛り上がります。



今回のオープニングコンサートは、牛田さんとチャクムルさんのピアノコンチェルトがあります。


はじめに交響楽団が、ブラームスのハイドンの主題による変奏曲を、演奏されました。


ブラームス好きな私には嬉しい選曲ですおねがい

秋にブラームス、良いですねー。


そして、牛田さんのシューマンのピアノコンチェルト。


爽やかで、せつない感じです。

シューマンの表情がくるくる変わる感じが

牛田さんの演奏だと、不思議としっくりきます。


牛田さん、シューベルトでもそうだけれど、

転調がさりげなく、でも確実に心を打ってくるのが、素敵です。


ピアノはYAMAHA。

鮮烈で美しい響きが、会場の隅々までまっすぐに届きます。


アンコールは、シューマンのソナタ1番から2楽章。

切なさと愛情を、ひしひし感じました。



聴き惚れている間に、前半終了。


後半は、チャクムルさんのサン=サーンスのピアノコンチェルト5番です。


最近、サン=サーンスのピアノコンチェルトの5番、よく見かけるように思います。私は2番が好きなんだけど、こちらは、なかなか聴けないです。

いや、私の趣味はどうでもよい。


チャクムルさん、ピアノはシゲルカワイ。

温かくて柔らかな、愛情たっぷりの音色が会場をほんわりと包み込みます。


アンコールは、リストのペトラルカのソネット104番


この曲は恋愛に絡み取られた狂気を感じるような曲と思っていたのですが、チャクムルさんの手にかかると、

根底にある愛の大きさと優しさを感じました。

Love and peace 。素敵。


牛田さんとチャクムルさん、

YAMAHAとKAWAI

それぞれの個性が、それぞれに響きあって

とても素敵な演奏会でした。


そして、


最後に大ボーナス。


お二人での連弾が始まりました。


これは!

ブラームスの交響曲3番の3楽章!


だから私はブラームスが好きなんですってば!

ブラームスの交響曲4つと、ピアノコンチェルト2つは、延々と繰り返し再生するくらい、好きなんです。あと、後期のピアノ小品とビオラソナタ!それと、、、

だから、私の趣味はどうでもよい。


とにかく。

大好きなメロディーを、お二人の連弾で聴けるという大ボーナス。超絶幸せ時間。


心が舞い上がりまくってしまいました。




それにしても、


恋愛って、何なんでしょうね。

あんなにも心が沸き立ち

あんなにも心が切り裂かれ

あんなにも幸福で、

あんなにも苦しい。



年を重ねて、さらにわからなくなっています。


そんな私が、この時読んでいた本は

「高慢と偏見」だったりします。


うむ。



帰りにみんなで、ショパンの丘にも行ってきました。




夕暮れのショパン。

そして、浜松の街。



今回も演奏会の後、お仲間の皆様と打ち上げも参加させていただき、とっても楽しかったです!

ありがとうございました。


そして、帰りの浜松駅で、

新幹線が遅れていたのをいいことに、

こっそり、

YAMAHAのCFXを弾いてきましたウインク


弱音がいろんな音色を作れて、指に吸い付くかのような手触りで、

無茶苦茶気持ちよかったです。


今年の牛田さん遠征はこれで終わりです。



来年は1月に八王子のチケットゲットです。

どうぞ無事に行けますように。

八王子コンサートの翌週は、東京で試験なのです。とほほ。

頑張れ私。


拙いモノを読んでいただき、ありがとうございました。ぺこり。