１１月１７日の日曜日。
行ってまいりました、
横須賀の防衛大学校の開校祭！！
スペシャルナビゲーターの●●さんの解説を余すところなく
皆様にご紹介します
では、解説スタート！！
最寄り駅の馬堀海岸駅を降り、長い坂を登りきると、
防衛大学校が見えてきます。
正門入口からまっすぐに進み、
正面に見えている白い建物が 「本部庁舎」と言われる建物です。
この庁舎には事務局も入ってますし、
会議室もあるのでここで来賓を迎えたりします。
本部庁舎の床には、こんなものも。
防衛大学校は、『礼節、真勇、廉恥』をモットーにしてます。
礼節・・・礼儀のこと。
真勇・・・真の勇気。
廉恥・・・潔く恥を知る心が強いこと。行動が潔く、節義を重んじること。
改めてご説明しますが、防衛大学校は
幹部自衛官を養成する教育施設であり、
幹部自衛官の教育と育成を目的としています。
諸外国における士官学校に位置づけされてます。
観閲式（私達学生はパレードと言ってました）が始まる
直前の学生隊をパシャリ。
学生達のこの勇姿、とくとご覧ください。
『この晴れ姿を一目見たい』と、
家族総出で遠方からはるばる足を運んで防大祭に来る、
という学生のご家族も少なくありません。
たしかに、普通の大学祭とは違いますもんね（笑）。
紺の詰め襟に身を包み、
整列したご子息ご令嬢の成長に目を細めつつ、
防大での生活に想いを馳せるご両親が多いのでしょう。
右の写真・・・
この写真は整列が見事ですね（笑）。
会場となる観閲式はグラウンドで開催されるので
グラウンドに入る手前の待機場所の写真です。
背景の白い建物は校舎です
ここで、学生達は日夜勉強してます。
ほんと・・・勉強漬けの日々でした（遠い目でしみじみと発言）
隊の後ろに日の丸が掲揚されている右下の写真。
この写真の隊のメンバー編成は
みなさんにも知ってもらいたいのでご説明しますね。
まず、センターにて左手をサーベル（刀）に添えているのが
『学生隊学生長』と呼ばれる学生です。
我々学生は『学生長』と呼んでいました。
この『学生長』の後ろに４名の男子学生が控えていますが、
その４名は『学生隊学生長補佐』と呼ばれます。
我々学生達は、２年次になると自分が将来
『陸、海、空』のどこへ所属したいか
希望を出さねばなりません。
駐屯地や基地へ見学に行ったり、またこれまでの
演習等を経験した中でどの道へ進むか判断するのです。
「カレーを食べさせてやるから海にこい」
「コックピットに乗せてやるから空にこい」
という先輩方からの、優しくもかくも恐ろしい誘惑、
また脅しに近い命令など様々ありますが、
おおむね２年次で各自が将来の道を決定します。
そして『学生長』というのは４年次の学生が
４ヶ月ごとに陸海空の持ち回りで担当するのです。
この『学生長』とは、
体力知力ともに抜群に優秀、かつ防衛大学
校の学生として模範となるような日々の
生活態度を備えている学生から選出され、
学校事務局のお偉い方々から
『この学生が学生長にふさわしいか
どうか』と、本人の意思とは関係なく面接を
受けさせられ、お偉い方達のお眼鏡にかなった
学生だけがなれるという、まさにエリート・・・
それが『学生長』です。
将来の自衛隊をしょって立つような若者です。
そして、右上の写真・・・オレンジのシャツがまぶしいでしょう。
防衛大学校名物の『棒倒し』です。
名前の通り、棒を倒したら勝ちという競技ですが
我ら防衛大学校の棒倒しはちと違います。
数ヶ月前から練習を重ね、男同士の本気の戦い・・・
怪我や骨折も覚悟の上。
棒の上にいる『総長』を、俺たちの棒を、絶対に守る。
『つかめ栄光、目指すは勝利。覚悟を決めろ、やってやる、2大隊ソイヤ！！』
ふう、力説してしまい失礼しました。
私としたことが・・・
開校祭終了後、カレーを食べに行きました。
このお店、先輩から教えてもらったんですよ。
防大生御用達のカレー店です。
おいしいんですよ。
さてさて、防衛大学校の開校祭を写真と併せて解説しましたが
いかがでしたか？
これにて防衛大学校出身者●●さんの解説を終了致します
他にも色々お話してくださっていたのですが、森内、衝撃だらけでビックリです・・・
また折をみて、防衛大学校のこぼれ話としてご紹介できればと思います
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