「子どもの事が先でしょ!」
妻に対して言った4歳の娘の言葉で思い出した事。
僕が小学校3年生ぐらいの時、弟と妹と3人でご飯を食べていた。普段は祖母と兄もいるのだかその日はいなかった。
僕達3人の食事を用意して一息ついてテレビを見ている母。
普段通り食事を進める子どもたち。
家の電話が鳴り、子機をとって母が話している。
何となく父と話しているのがわかった。
「今、子どもにご飯を食べさせているから後で行く。」
料理も作り終えているし、特段する事はなかったはずだが母も少し休みたかったのだろう。
5分程して玄関の引き戸から物凄い音が聞こえた。
何か大きな動物が体当たりをしているような、大きく、恐ろしい音だった。
何度か音は続き、みんな体をこわばらせながら玄関の方を見ていると、顔を真っ赤にした父が入ってきた。
入ってくるなり「なんしよるんかこら。」と激昂しながら母を蹴り上げる。
そして蹴り続ける。「俺の事が1番先やろうが。」さらに蹴り続ける。
母は腕で顔を覆いながら「子どもの事が先でしょう!」と言うが、僕は言わないでくれと、そんな事を言ってはまた父が興奮すると思いながら震えてそれを見ていた。
「だいたい、普通父の日にはネクタイやら何やらプレゼントするのに、うちのガキ共はなんにもしやがらん!どうなっとるんか!」
言いたい事を言い、暴れて少し落ち着いた父は母を連れて経営している会社の事務所に連れて行った。
父が暴れるのは勿論これが初めてではなかったのだが、父の日云々、僕達への不満を言いながら母を叩いていたの初めてで、母が叩かれている恐怖しかも原因を作ったのは自分なのだと思い頭がおかしくなりそうだった。
父の日に何もしなかったから怒っているんだ、プレゼントを何かしないと。考えても考えとも何をしたらいいのかわからない。
母の日には毎年カーネーションや花を渡していた。
だけど、父の日には何もした事がなかった。
しようとも思わなかった。
20時過ぎ。花屋も開いてない。ネクタイなんて何処で買えばいいかもわからない。そもそもお金も持っていない。
それでもなんとかしようと思って僕は手紙を書こうと思った。
パパいつもありがとう。
洒落た紙も持っていないので、固定電話の側に置いてあった5cm角のメモ用紙に書いた。
書いたがそれから父は何日か帰って来なかった。
そのままその紙はゴミ箱に捨てた。
妻に対して言った4歳の娘の言葉で思い出した事。
僕が小学校3年生ぐらいの時、弟と妹と3人でご飯を食べていた。普段は祖母と兄もいるのだかその日はいなかった。
僕達3人の食事を用意して一息ついてテレビを見ている母。
普段通り食事を進める子どもたち。
家の電話が鳴り、子機をとって母が話している。
何となく父と話しているのがわかった。
「今、子どもにご飯を食べさせているから後で行く。」
料理も作り終えているし、特段する事はなかったはずだが母も少し休みたかったのだろう。
5分程して玄関の引き戸から物凄い音が聞こえた。
何か大きな動物が体当たりをしているような、大きく、恐ろしい音だった。
何度か音は続き、みんな体をこわばらせながら玄関の方を見ていると、顔を真っ赤にした父が入ってきた。
入ってくるなり「なんしよるんかこら。」と激昂しながら母を蹴り上げる。
そして蹴り続ける。「俺の事が1番先やろうが。」さらに蹴り続ける。
母は腕で顔を覆いながら「子どもの事が先でしょう!」と言うが、僕は言わないでくれと、そんな事を言ってはまた父が興奮すると思いながら震えてそれを見ていた。
「だいたい、普通父の日にはネクタイやら何やらプレゼントするのに、うちのガキ共はなんにもしやがらん!どうなっとるんか!」
言いたい事を言い、暴れて少し落ち着いた父は母を連れて経営している会社の事務所に連れて行った。
父が暴れるのは勿論これが初めてではなかったのだが、父の日云々、僕達への不満を言いながら母を叩いていたの初めてで、母が叩かれている恐怖しかも原因を作ったのは自分なのだと思い頭がおかしくなりそうだった。
父の日に何もしなかったから怒っているんだ、プレゼントを何かしないと。考えても考えとも何をしたらいいのかわからない。
母の日には毎年カーネーションや花を渡していた。
だけど、父の日には何もした事がなかった。
しようとも思わなかった。
20時過ぎ。花屋も開いてない。ネクタイなんて何処で買えばいいかもわからない。そもそもお金も持っていない。
それでもなんとかしようと思って僕は手紙を書こうと思った。
パパいつもありがとう。
洒落た紙も持っていないので、固定電話の側に置いてあった5cm角のメモ用紙に書いた。
書いたがそれから父は何日か帰って来なかった。
そのままその紙はゴミ箱に捨てた。