理数系の人について。
私が通う高校では、2年で文理選択というものがある。そこでは、進路が交わってくるものの、1クラスしか組まないらしく、希望者が多いと選抜という理不尽なところもある。私は将来の職業がエンジニアなので、そこは優先的に入れる旨を聞いているが、やはり不安である。今回は、2年の理系の担任かつ、私の部活動の顧問のお話。その先生は、コワモテで、ぱっと見近寄りがたい先生なのだが、話してみると、生徒に対して親身に接してくれて、とても良い先生で、テスト期間などにわからない所をLINEで送ると、わざわざ紙に書いたものを写真で送って説明してくれたりと、とても優しい。その先生の説明は、とても分かりやすく、しかもとても頭がいい。しかし、それが普段の日常生活に出てしまっているのだ。これは、昨日、部活で集まって自習をしていた時の出来事。先輩が先生にミルクティーを買って行ったのだが、先輩はイタズラで、目一杯ミルクティ―を振って先生に渡したのだ。普通の人なら「おいおい。笑」となるところだが、その先生は違った。「お、わざわざ振ってくれてありがとう。」先輩は「は?」と、予想外の反応をされたせいでかなり残念そうだった。先生は「振ることによって物質の温度が上昇して、溶解度数が上がるから沈殿が無くなるんだ。それと、泡ができるからそれによって舌触りも良くなるんだよ。」と楽しそうに話していた。ついでに、イチゴオレの色素は虫の死骸から抽出しているという事も教えてくれた。理系の人はみんな日常生活の些細な事まで理科的に考えてしまうのだろうか。それはそれで面白いのかもしれない.....将来、私はどんな大人になっているのだろう。