ギターを弾く上での難易度を上げている要因について考えてみました。


現在、難易度を評価する観点として、5つのポイントが挙げられると思いますので、それぞれについて詳しく説明します。


1. テンポの速さ


説明するまでもないですが、テンポが速いと難しくなります。右手だけで目標の速さが弾けなければ、僕はその曲を諦めます。それほど、他の観点に比べると速さには直線的な成長が見込めません。しかし、気づけば速く弾けるようになっていることもあります。


2. フレーズ内での左手親指の移動の頻度


地味ですが、かなり重要です。左手親指が軸となり、相対的な位置で他の指が動くため、この親指の移動が多いと難易度が上がります。フレーズ間でぎこちない演奏になる原因の一つは、この親指の移動によるものが多いです。


3. 弦の張力に対抗する力


弦は、低いフレットや高いフレットで張力が強くなります。もちろん、すべての練習で力をつけることはできますが、高負荷のフレーズにいきなり挑戦すると挫折する可能性が高いです。そのため、段階的に負荷を上げていくことをおすすめします。


4. 弦の座標感覚


これは右手に関する話で、弦がどれくらいの位置にあるかを体で覚えてるかどうかです。アルペジオが難しい理由はこれです。弦との相対的な距離感がしっかり身についていないと、上達した実感を得るのが難しいです。また、2弦から4弦のように弦を1本飛ばしで移動する場合、さらに難易度が上がります。


5. 特殊技術


これは、チョーキング、エコノミーピッキング、タッピングなど、特定の練習をしないと身に付かない技術を指します。逆に言うと、特定の練習を積めばこれらの課題は比較的クリアしやすいので、基礎練習との相性が非常に良いです。


これらの5つの観点のうち、これから身につける必要がある課題が多ければ多いほど、難易度は上がります。理想的なのは、1つだけ難しい課題が残っており、それ以外の課題については時間さえあれば達成できる見込みが立つ状態です。


個人的には、1番(テンポ)と4番(弦の座標感覚)が特に難しいと感じています。これらは上達が予測しづらいため、なるべく他の課題で苦労しないもので上達を狙います。一方で、2番(親指の移動)、3番(弦の張力)、5番(特殊技術)は、上達を実感しやすいです。これらを踏まえ、弾きたい曲が自分に適しているかどうかを判断しています。


忘れてやらない ギターソロの評価


これから、実際のギターソロを評価してみましょう。評価基準としては、以下のようにしています:

A: 時間がかかる上に、課題を達成できるかも危うい

B: 時間の問題で確実に課題を達成できる見込みがある

C: 課題として認識しなくて良い


Aが1つ以上、またはBが2つ以上あればA評価。Bが1つ以上あればB評価、それ以外はC評価としています。


前半の評価

テンポの速さC(8分音符なので速さは問題ないため)

フレーズ内での親指の移動頻度C

張力に対抗する力C

弦の座標感覚C

特殊技術B(低フレットでのチョーキング、ひとつの指で異なる弦を同時に押さえ、音を分離させるため)


評価B


後半の評価

テンポの速さB(16分音符だが、フルピッキングではないため)

フレーズ内での親指の移動頻度B(途中でフォームを変えるため)

張力に対抗する力C

弦の座標感覚A(弦をまたぐフレーズがいくつかあるため)

特殊技術B(エコノミーピッキングがあるため)


評価A


今回僕は前半は問題なく、後半はギリギリ弾けるようになる可能性が高いと判断しました。



これまでいわゆる無難で確実なフレーズ選びについて書きましたが、一方で無理をすることは、本当の無理を知る上で非常に重要なので、果敢にチャレンジして欲しいと思います。私自身たくさん無理をしてきましたが、それは貴重で大切な経験となっていますので、チャレンジする際には全力でサポートさせていただきます!


ぜひ、このフレーズにも挑戦してみてください!