① 「外回り系で現場近くを仕事で回る」ってどういう像か

  • 朝〜午前中に住宅街をバイクや原付で回る仕事。

  • 現場〜ATM〜自分の生活圏が、半径2kmくらいにぎゅっと収まってるイメージ。

  • その地域を長く回ってるから、

    • 「この家はこんな感じの暮らし」

    • 「このあたりは中流〜で貯金もそこそこ」
      くらいの“肌感覚”がある。

つまり、

「たまたま通りかかった」じゃなく、
“いつも通ってるエリアで、いつも見てる家” でやった可能性が高いタイプ。


② 「薄い顔見知りの中年男性」

薄い顔見知り

  • 家族でも友達でもない。

  • だけど、住人からすると

    • 「ああ、いつもの人ね」

    • 「この間も来てたあの人」
      くらいの距離感。

  • 玄関を普通に開けても不自然じゃないレベル。

この距離感だと、

  • 玄関チャイム → 普通に対応 → 玄関内に入る
    がスムーズに成立する。

中年くらいの年齢感

  • 合羽のサイズ感・着方が「ジャスト寄り」。

    • 成長期の若いバイトみたいなオーバーサイズ感がない。

    • 体格がもう安定していて、自分のサイズ分かってる感じ。

  • 経済的にも、

    • 若いフリーターより
      長年金で苦しんできた層のほうが、「一線越える」危険性は上がる。


③ 「合羽とバイクを“仕事の顔”と“変装”の両方に使う」

  • 普段から 合羽+バイクは仕事の標準装備。

  • その延長で、

    • 現場まで:いつもの“仕事の顔”

    • 犯行後〜ATM:フード深く被って“変装モード”

  • 雨がほぼ上がっている11時台でも、上下フル合羽+フード。
    → これは「雨用」ではなく カメラ対策・血や服の隠蔽として使ってる。

つまり、

日常の仕事スタイルを、そのまま
「バレない格好」だと本人が信じ込んでるタイプ。


④ 「短期的にはそこそこ計算して動く」

この部分は「バカではない」って意味。

  • 犯行直後に 遠くじゃなく、土地勘のある近場ATMに直行

  • 当時の引き出し条件(1回上限など)を踏まえて、

    • 何回か操作して 合計50万で止めている

  • 現場 → ATM →逃走ルートが 短くて分かりやすい一本線

行動としては、

  • 「さっさと金を現金化」

  • 「余計な移動は増やさない」

  • 「合羽で顔と服を隠す」

くらいの計算はちゃんとできている。


⑤ 「他責で精神的に幼い」

他責

  • 自分の金欠や生活苦を、

    • 社会

    • 仕事

    • 被害者側
      のせいにしやすい。

  • 心の中では、

    • 「あいつらは余裕ある」

    • 「少しくらい取られても当然」

    • 「自分は追い詰められてただけ」
      みたいなストーリーで、自分を正当化している。

幼さ

  • 刺して殺すレベルのことをやっておいて、

    • 「本気で死ぬとは思わなかった」

    • 「あそこまで大事になるとは」
      みたいな、“結果の重さ”への理解が甘いタイプ。

  • 罪悪感より先に、

    • 「バレたらどうしよう」

    • 「だんまり決め込めばきっと大丈夫」
      が来る。

だから、自慢もしないし、誰にも話さない。
黙って、頭の中だけで「自分なりの筋」をつけて生きてる。


⑥ 「自分のやったことの重さと長期リスクをちゃんと理解していない」

  • 防犯カメラ → 似顔絵 → 公開捜査
    ここまで行く「長期の流れ」を、犯行前にちゃんと想像できない。

  • 合羽とフードで顔を隠してるから、

    • 「これだけ隠してれば、映っても大丈夫」
      過信している

  • 「50万引き出したログ」「地域内の捜査」「職業やルートで絞られる」といった
    中長期のリスクは、頭の中で軽く扱っている。

要するに、

目先の計算(どうやって現金を抜いて逃げるか)はできる。
けど、数ヶ月・数年単位のリスクを考える力は幼いまま。


この全部をまとめると、このモデルの犯人像は:

  • 現場近くを仕事で回る外回り系の中年男で、

  • 被害者とは「玄関を開ける程度の薄い顔見知り」、

  • 日常の合羽+バイクを、そのまま「安全な変装」だと信じ、

  • 犯行〜ATMまではそこそこ合理的に動いたが、

  • 他責で幼く、やったことの重さと長期リスクを深く考えられないまま、

  • 誰にも話さず、自分の頭の中だけで正当化して今まで生きているタイプ。