タバコの重罪は老化を早めるのとがんの抑制力を弱めてしまうこと
タバコが健康にもたらす一番目立つ悪影響は、煙やタールに含まれるベンツピレンとか、ニトロソアミンといった発がん物質の存在です。煙と共に人体に入り込んだ発がん物質は、細胞の周囲でフリーラジカルを生じさせ、遺伝子のDNAを傷つけます。発がん物質が直に遺伝子を痛めることもあるでしょうが、フリーラジカルも遺伝子の鎖をカットするくらいの影響があります。どうであっても、遺伝子の損傷は集積されていき、突然変異の細胞が出現します。これががん細胞です。がん細胞が出現すると免疫力が機能し、白血球に含まれるマクロファージ(食細胞)やNK細胞などが、がん細胞を取り除こうと抗戦します。このタイミングで阻止できることも可能なのですが、がん細胞のパワーが勝ってしまうとなるとおかしな増殖を開始して、がんの発病に至ります。こういった様に、健全な細胞が、がん細胞へと変異することを「発がん」と呼び、フリーラジカルは発がんの途中で幾つもの悪業を繰り返します。タバコの悪行の中でも一番重罪なのは、遺伝子を痛めつけるに限らずて、「がんを食い止めるパワーを弱体化しまうこと」です。皆さんの身体はじょうずに作られていて、イレギュラーなものは取り除こうという能力が機能します。発がんの途中にも、遺伝子のトラブルを感知すると「がん抑制遺伝子」が始動されて、がん細胞を打ち負かしてしまうものですが、フリーラジカルはこの「がん抑制遺伝子」すらも傷付けてしまう結果、免疫力が低下して発がんを助長します。更には、火のついたタバコから立ち上る「副流煙」や、喫煙習慣者が吐き出す「排気煙」にもフリーラジカルが含まれていて、タバコを吸わないまわりの人にまで危害をもたらします。つまりタバコは人体の老化を早めさらにガンにもつながるのです。タバコはまさに百害あって一利なしなのです。