[今、地方銀行に入社すべきかどうか考える〕

 

 

■地方銀行への入社は簡単?

 

 私が銀行へ入行した15年前・・・その採用試験の難易度はそれなりに高かったと思います。

 

 応募者は1500人以上、採用されるのは50人程度、倍率は30倍にも及んでいました。

 コネ入社も一定数いましたしね。もちろん、コネがあっても簡単にはうかりません。

 

 私の場合、グループディスカッションに参加し、入社試験を受け、そこから4度の面接を受け内定を勝ち取りました。

 〔薄いですが、コネも使ってお願いしていました〕

 

 なにせ、過去はなかなかの難関でした。

 

 しかし、現在。

 

 はっきり言って入社は高い壁ではありません。

 なにせ、人があつまらない。

 

 一定のエントリーはあっても、まず入社試験の受験者が激減している。

 内定を出しても辞退される。

 そんなケースが頻発しています。

 

 必然的に今は入社のハードルはかなり低くなっています。

 

■銀行に向いている人=根性のある人

 

 私の感覚では・・・

 

 【大学を卒業見込みである】

 【身だしなみがある程度整っている】

 【最低限の基礎学力】

 【普通にしゃべれる】

 【根性ありそう】

 

 くらいで、今は入社できると思っています。それくらいの感覚です。

 

 中でも一番重要なのは、【根性ありそう】かどうか・・・

 

 銀行の仕事はハードです。

 泥臭いです。

 はっきりいってキツイし理不尽です。

 

 それらを、耐えられるかどうか・・・

 本質的には、そこが一番大事です。

 そこがないと、銀行にとっても労働力になりませんし、働く側にとっても自分の優位性を発揮できません。

 

 もし、あなたが、上司や顧客からどんな理不尽な仕打ちをうけても、耐えられる根性の持ち主であるなら、銀行への入社をおすすめできる第一歩目はクリアです。

 

■気に入られるかどうか・・・そして、気に入られなくても

 

 銀行に入ったら、まず重要なこと、いや最後まで重要なこと

 

  【上から気に入られるかどうか】

 

 ここは、非常に大きいです。地方銀行の内部は、顧客のためになるか? や 生産性が高いか? 等でまわってはいません。

 気に入っているやつか、そうでないか、でまわっています。

 

 わかりやすくいうと、頑張ってやっていても、上司に気に入られなければ認められませんし、蹴落とされます。

 

 気に入られるように行動しろ・・・といっているわけではありません。

 そんなことしてたら、自分を見失いますし、結果がでても一過性です。

 

 何がいいたいか・・・それは一定期間ごとに、必ずいやな人間関係があり、そのことが大きく仕事にも影響する

 そのリスクを許容できるかどうか・・・ということです。

 

 もし、あなたが、そのリスクを許容できる

 【自分の頑張り以外の部分で影響力の大きい存在がある】

 ということを、認められるなら、銀行向きかもしれません。

 生活が安定してればいい、と考えられるなら、ベストです。

 

■業界動向

 銀行業界は大きな転換期にあります。

 経営統合や合併・・・環境は大きく変わっています。

 なぜ変わっているか?

 それは、単純に銀行がもうからなくなっているからです。

 国の方針で銀行の金利が下がっていることも大きな要因ではありますが、いわゆるフィンテックにより

 色々な新しいサービスが生み出され、旧体質の銀行は選ばれなくなっているのです。

 でも、銀行員は自分の給与を下げるわけにはいきません。

 だから、合併して、本部機能を一つにして、余った人達を、営業部門等に配置し、利益につなげます。

 

 何がいいたいか・・・それは

 

 【きつい仕事をしていても、甘い蜜を吸えるのはごく一部】

 

 ということです。

 昔は、銀行に勤めていれば一定の出世や、報酬が約束されていました。

 しかし、今は違います。

 

 キツイ仕事をやって、運よく上から気に入られ、成績を出した人 そんなごく一部の人たちが、甘い蜜を吸えます。

 

 逆にいうと、その条件を満たせなかった人は、一生、キツイ仕事を課され、搾取されつづけます。

 しかも、へこへこせざるをえません。

 

 もし、あなたが

 

 根性があり

 自分の頑張り以外の不可抗力も認められ

 業界のリスクを認めれる

 

ならば、銀行業界をおすすめします。

 

しかし、そうでないなら、地方銀行は視野にいれてはいけません。

もし、、既に銀行に入ってしまっていても、立ち去る勇気を持ちましょう。

地方銀行は、そんなに大事にすべきブランドでは決してありません。