不妊治療をはじめたのが1年前。
パートナーと一緒に住みはじめたのは1年半前。
猫を一緒に育てはじめたのも1年半前。
ここ1年から1年半の間にすごくいろんな事が変化していった。
私は今までの人生の中で、いろんな事を経験した事で、結局は一人で決めて一人で決断しなければならない。何かあった時に本当に助けられるのは自分だ。と思うようになっていた。その事を強くおもいすぎて、人の相談は聞くが、人に相談ができなくなっていた。
それまで、出来るだけ泣かないようにもしていたし、つらいと思っても、大丈夫だよ♪と話して、
どこか本音を素直に見せることを忘れていたような気がした。
パートナーと知り合った事で、『いいんだよ。無理しないで。』を言葉ではなく、態度で教えてもらえた様な気がする。それでもまだ、この不妊治療をするまでは、いつかパートナーがいなくなっても一人で生きていける様な精神や経済力は持っておこうと思ってしまい、人に寄りかかる様なセリフをはくことはできていなかったと思う。
でも、今回9週目の壁にあたり、ちゃんと二人で今後の事を話したり、寂しいを共有したり、泣いたみたり、次の目標を決めてみたり、すごく精神の細かいところまで二人で共有する事ができた。
あぁ、人と生きていくってこういう事な気がする。と43歳にして初めて思ってしまった。
そして、この人と一緒にいる事ができて幸せだなぁと実感もした。
ぴこぴこくんとは結局会えなかったけど、ぴこぴこくんのおかげで今後のパートナーとの関係はより深いものとなったよって伝えてあげたい。
43歳だけど、もう少しだけぴこぴこくんに会える様に頑張ってみるね。