タイトルの通り48歳の高齢となりましたが、
無事出産する事ができました。
**********************
最後の最後、7回目の移植で授かった奇跡。
原因不明の不育症と向き合い続けた日々と、
希望の結末を綴ります。
**********************
2024/7/18 最後の移植
これがダメなら、もう終わりにしよう──。
7回目の胚移植。正常胚としては3つ目、
5日目胚盤胞5BC。これを戻したら、
貯卵はゼロ。できなければ、不妊治療は終了。
子どものいない人生か、卵子提供、
あるいは養子縁組…次のステージを
考えなければならない状況でした。
私は「原因不明の難治性不育症」と
診断され、原因がわからないまま、
できる検査も治療も全て
やり尽くしました。
最後の挑戦だからこそ、PRP再生医療や
免疫グロブリン投与にも踏み切りました。
医師には「必要ないのでは」と言われましたが、大学病院への紹介状を書いてもらい、
投与を受けることができました。
生活習慣の改善、食事の見直し、
砂糖等が使われている食べ物禁止、
早寝早起き、趣味の停止、仕事の時短から
退職、交友関係や外食を控えたり、
筋力トレーニング、整体、鍼灸、
サプリや漢方、アンチエイジング、
美容点滴──「できることは何でもやる」。
後で後悔しない為にも、妊娠にプラスになる
と聞いた事はやり尽くしました。
お金も湯水の如く使いました。
そう心に決めて挑んだ最後の一回。
7日後の判定で陽性反応がありました。
でもまだまだここからが本番。
毎回毎回越えれない判定後の週が迫ります。
いつもHCGが下がり流産になる事は分かって
いたので、効果があるか分からないけど、
新しい策を投じ、初めて、週数の壁を
1つ2つと超える事ができました。
妊娠中は、流産するのではないかと、
毎日が不安との戦いでした。
それでも経過は良好で、大きな問題もなく、
お腹の中で娘は元気に育ってくれました。
予定日を3日過ぎた40週3日目、
突然の緊急帝王切開
──そして、3,000gを超える
元気な女の子が誕生しました。
まさに、奇跡の妊娠、そして奇跡の出産。
この10年、辛い治療、何度も経験した
流産の悲しみ、そして経済的に重い負担…。
それでも今、この腕の中にいる小さな命が、
全てを報われる瞬間をくれました。
今、不妊治療をされている
すべての方の願いが、どうか叶いますように。
あの日の私がそうであったように、
「もしかしたら…」という小さな希望が、
現実に変わる日が来ることを、
心から願っています。
長きに渡り、応援してくださった方、
励ましのDMをくださった方々、
いつも温かい気持ちを送ってくださり
本当に有難うございました。
この場を借りてお礼いたします。
今後は、備忘録として移植~出産に
至るまでの記録、高齢妊活のリアルと
高齢ママの出産後のリアルな生活等
を含めてゆるりと綴っていく予定です。

