昨日、だんなさんと、私の実家のある街に行きました。
来週、取り壊されてしまう、おばあちゃんの家に、最後のお別れするためです。
私の実家の近くにあった祖母の家。
小さいときから、産まれたときから、週に何度も遊びに行きました。
今はめずらしい、全部和室の、古い木造の家。
私の小さいときから、30年以上慣れ親しんだ、思い出の家。
昨年祖母が亡くなって、住む人がいなくなって、
ついに、取り壊すことに。
旦那さんと足を踏み入れたら、私は30年間の思い出が一気にあふれてきて、
涙が止まらなくなった。
小さいとき方、おばあちゃん、おじいちゃんに可愛がられた、
親戚みんなで集まった、
イトコ同士でかけずりまわって遊んだ家。
おばあちゃんおじいちゃんと思い出、たくさんつまってる。
本当は、おばあちゃんが生きているときに、ひ孫を見せてあげたかった。
病床のおばあちゃんに、旦那さんが、
「はやく、おばあさんにひ孫を見せてあげたいです」
って言ったときの、おばあちゃんの嬉しそうな顔。
おばあちゃんが亡くなったとしても、
本当は、この家に、自分の子供を連れてきたいと思っていた。
ご先祖様がたくさん住んだこの家で、
ほんのひとときでいいから、子供と過ごしたかった。
最後に取り壊される寸前の家の中を、旦那さんと歩いて、
私は、涙がぽろぽろこぼれた。
ほぼ、号泣だった。
でも、旦那さんは、ずっと私のおなかをさすってくれながら、
「おばあさんやおじいさんの思い出や、教えは、次の世代に伝えていこうね」
って言ってくれてた。
いつになるかわからないけど、
子供をつれて、おばあちゃんおじいちゃんのお墓に、会いに行きたい。
思い出の場所は取り壊されてしまうけど、
思い出は、いつも心の中に。
おばあちゃん、おじいちゃん、ありがとう。