「マザーズ」を読んでみた | momoのコウノトリちゃん待ち日記

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お仕事しながら、元気な赤ちゃん産まれますように・・・☆

GW中に、前から気になっていた、

金原ひとみさんの、「マザーズ」

という小説を読んでみました。



去年の年末に、王様のブランチで特集されていて、
ちょっと気になっていた本。

金原ひとみさんは、「蛇にピアス」の作者で、
今28歳ぐらいだけど、2児の母親。


そんな彼女が、自分の育児の体験を元に書いた、
母親たちの育児における心の葛藤をつづった小説。


3人の母親が登場人物で、それぞれ環境は違えど、
子育てに何らかのジレンマを抱えていて、


虐待してしまうお母さん、
不倫をしてしまうお母さん、
クスリにはしってしまうお母さん、


のストーリーが、同時並行で進みます。



不倫だのクスリだのっていうのは、やっぱり小説ならではのストーリーではあるけど、
その中で出てくる、子育てに関する描写が、
育児経験者からしてみると、

「ものすごくリアル」

なんだそうです。


我が子は、愛しくてしかたない。

でも、自分の力でコントロールの効かない幼児とずっと接していて、
自由がなくなり、精神状態が追い詰められていく様子が、
すごく細かく描写されています。




正直、子供のいない私にとっては、共感はできない感覚。



でも、実際に子供ができたら、こういう気持ちになることは、
一度や二度は、絶対あるんだろうなー、、、と思った。




べび待ちの時間が経てば経つほど、


「こどもができる=永遠の幸せ」


じゃないかって、錯覚しつつあるけど、

子供ができたらできたで、今以上に幸せなことがたくさんある分、
それだけ辛いこともたくさんあるんだと思う。



だから、なんというか、子供を育てること、
特に幼児ならではの育児の苦労についての、



「覚悟」


を、なんとなく感じられたかなー、、、と思います。



妊娠してからは読みたくないけど、
これから妊娠したいって思う今だからこそ、
読む価値はあったかなー。うん。



そして、やっぱりべびまちもそうだけど、
子供がいない、今にしかできないこと、


例えば、ゆっくり本を読んだり、
旦那さんとふたりでデートをしたり、


自由な時間。


そいういうのを、できるまでは、前向きに満喫したい!!!


とも、思いました。。。得意げ



子育てへの夢と幻想がふくらみすぎちゃっている、、、
というアナタには、現実への軌道修正として、オススメな本かもしれません☆