少し前にはなるのですが
ヤフーニュースで着床前診断について
取り上げられていました。
そのニュースでは
着床前診断を受けた人の受精卵に
正常な卵はたったの30%しかなかった、と書かれていました。
(調査に参加した方の年齢が高かった可能性はあるので
一概に全ての女性の卵がこの結果だとは限りませんが…。)
これは、着床前診断を受けなければ
ダウン症等一部の染色体異常を除き
3回に2回の確率で
育つことのない卵を移植されるということです。
半分以上の移植が
最初から出産には至らないと分かり切った卵を移植されているなんて
時間とお金と精神力の無駄でしかない、と私は思います。
また、染色体異常で着床の前に成長の止まってしまう卵もありますが
中には着床後に成長が止まり、流産等になる可能性もあります。
流産を繰り返すことは、身体への負担を増やしますし
流産手術が今後の妊娠に影響を与える可能性もあります。
精神的にもより辛い経験になると思います。
ヤフーニュースには一般の方が意見を記入できるコメント欄がありますが
そちらを読んでいても
ほとんどの方が着床前診断に肯定的な意見を書かれていました。
これだけ必要性のある技術なのに
出生前診断はできるのに、、
なぜ、命の選別という理由でこの検査が受けられないのか、
疑問でしかありません。
着床前診断を性別を選別するため等の理由で行うことはおかしいと思いますが
不妊で悩む人には有効な手段だと思うので
早く不妊で悩む人が受けられる体制になって欲しいと思います。
私が4年弱の間に行った11回の移植のうち
一体いくつの卵が
最初から育つ可能性もない卵だったんでしょうね…。。
今更調べる術はありませんが、
この検査を受ける事ができていれば
もっと早く妊娠に繋がったのではないか、と思ってしまいます。