今まで、私が周りの妊娠を羨んだり、妬んだりしていると

冷たい目をして私を蔑んでいた夫。

 

 

一時は、私の気持ちが全く理解できず

私の人間性を疑う、と人格否定までして

離婚しようとした夫。

 

 

最近の私はというと、

周りからの妊娠報告はなくなりましたし、

(もう既婚者の子はみんな産み終わりました。。涙)

芸能人の妊娠ではもうあまり何とも思わなくなったので

結構心穏やかに過ごしています。

 

しかし、そんな私とは入れ替わるように

夫にあのブラックマンが訪れたようです。

 

 

ある日、私の大好きなバラエティー番組『踊る!さんま御殿』の次回予告を見ていたら

りゅうちぇる君がパパになる、ということでトークをしている場面が出てきたんです。

 

 

そうしたら夫が

 「俺、次回は見ないから、1人で見て。」

と言ったんです。

 

 

夫も毎週楽しみにしている番組なので

どうしたのかと理由を聞いてみると

どうやら夫は

ぺこちゃんとりゅうちぇる君夫婦に赤ちゃんができたことが

凄く悔しかったんだそうです。

 

 

男か女か分からないようなりゅうちぇるに負けた!

と思ったよう。

 

 

私からしたら、

ぺこちゃんもりゅうちぇる君も

見た目は今時の若い子ですが

結婚、新婚旅行、妊娠、と順番はしっかりと守りたい、と

きちんと計画していて

意外としっかりした子たちだなぁ、と思っていたし

新婚旅行が終わってから

パパ・ママになりたい!と言っていたのも知っていたので

赤ちゃんができたと聞いた時には

良かったね~!!

と思ったのですが、

夫としては、あんななよなよした奴に負けた…というのが

相当悔しかったようなんです。

 

 

私はどちらかと言うと、

事務所の25歳まで恋愛禁止を守らずに

強行妊娠して

仕事場にも迷惑をかけた

あのカップルのでき婚のほうが

心に引っ掛かるものがありましたけどね。

 

あんなに事務所にゴリ押ししてもらっていたのに

恩を仇で返したように感じて。。

 

 

まぁ、そんなこと

他人の私たちがどう思おうと

本人たちと子供が幸せならそれで良いことなので

どうでも良いことなのですが、

夫にはそういう感情はないのかと思っていたので

少し驚きました。

 

 

1つ前のブログでもブラックな気持ちを吐き出していたことを書いたのですが

最近、私は

ブラックな気持ちになったら

少し大げさなくらいにその気持ちを誇張して

口に出すようにしています。

 

 

現実の人間ではなく

ドラマの相手に対してだと

誇張しやすくて

良いです。

 

 

そうすると、なんだかスッキリするんですよね。

 

 

私だけかもしれませんが

誇張して言った自分に対して

そこまで言うことなくない?!

それは酷いよ、言い過ぎよ!

と、自分で自分に突っ込むと

更にスッキリして

私も頑張ろう!!と思えるんです。

 

 

そのおかげもあるのか

あまり他人のことに囚われなくなりました。

 

 

そして、そういう時の私は

他の人からの共感も求めているんです。

 

 

なので、

夫にも

 「確かにりゅうちぇる君はちょっとなよなよしてるもんね。

  あなたの方が男らしいし、良いパパになりそうだから

  私、また頑張るよ!!」

と伝えました。

 

 

りゅうちぇる君、プライベートでは意外と男らしいんじゃないかと

私は密かに思っているのですが

どうなんですかねぇ。。

 

 

ブラックな気持ちを持つことがいけないことじゃないんですよね。

 

その気持ちを本人に直接ぶつけたらいけないけれど。

 

 

相手を羨むことは

自分もそれを目標に頑張れるということだから

相手を羨むことも悪いことじゃないはず。

 

 

少し前に

柚木麻子さんの『伊藤くんAtoE』を読みました。

 

 

 

 

↑楽天の文庫本

 

 

↑楽天の電子書籍Kobo
 

伊藤くんA to E (幻冬舎文庫)

↑Amazonの電子書籍kindle

 

この本の中に出てくる人々は皆、

誰かを羨んだり、妬んだりしています。

 

そういう気持ちになりながら

そういう気持ちと戦い、もがき苦しみながら

少しずつ成長していく姿が描かれています。

 

その成長の過程は

そんな自分と向き合うことは

とても苦しくて、醜くて、辛くて、大変だけど

そうやって切り開いた先に見える姿は

一皮剥けてとても輝いていました。

 

 

ただ1人、伊藤くんだけは

ずっと自分の理想の中で生き

自分の本来の姿を見ようとしないため

成長して次のステージへと進んでいく人々から

取り残されていきます。

 

 

綺麗なものだけを見て

夢の中だけで生きていたら

辛いことはないのかもしれませんが

何も得られない。

 

 

だったら私は

人を妬んで

醜くても、辛くても

その先に成長の見える人間でありたいと思いました。

 

 

なので夫も

これからきっともっともっと、素敵な人間になれる。

 

私たちは

もっともっと、

妊活を頑張れる。

 

良い家庭を築ける。

 

 

そんな気がしました。