こうのふくにご相談してくださる方とお話していて、

気が付いたことがあります。

 

介護が必要なご家族のお世話が、

「以前は出来たんだけど、だんだんしんどくなってきた」

という方がおられることです。

 

 

私の場合、

次男が2歳で寝たきりになって、

その後父も認知症の症状が進んでいきました。

 

 

 

次男が亡くなるまでの約5年間、

自分のことなど二の次でしたが、別に苦にはなりませんでした。

自分の事ができなくなった家族のために、

私がやってあげるのが当然だと思っていたからです。

 

 

でも、

それが10年20年と続いていたらどうなっていたかわかりません。。。

 

 

ここ最近は、

やっと家族以外の人が助けてくれる仕組みができてきましたが、

昭和の頃は、

お嫁さんとか家の中の女性がお世話を担うのが当たり前でしたよね。

「しんどい」とか「休みたい」とか「助けて欲しい」とは、

なかなか言いにくい雰囲気がありました。

 

 

今も、

その感じをひきずっている人はまだまだ多いんだろうな、と感じます。

自分自身、あんまり人に甘えるのは上手ではないので、

わかる気がします。

 

 

ただ、介護は一人で背負えるものではありません。

介護に限らず、

「助け合い」「お互いさま」の精神がないと、生きづらいですよね。

 

 

昔は昔で、

それなりにみんな助け合って何とかしてきたのでしょう。

今のほうが、

いろんなしくみやサービスがあるのに、

「助けて欲しい」と言いにくいような気もします。

 

私はまだまだ力不足ですが、

どうすればもっと頼ってもらえるかなぁ、、、と思案しています。