数学1
今日は数学についてです。
数学は他の教科と違い解答選択が少なく
自分計算し、マークしていかなくてはなりません。
その為、勘やでたらめにマークするなどは出来ないため
苦手な人はかなり苦戦するようです。
しかし!諦めないで下さい!
私も中学から数学は大の苦手でした・・・。
けど公式を覚え後はひたすら問題を解いていたら1ヶ月もしないで
合格点をだせるようになりました。
よく、英語と数学は中学1年からやり直したほうが・・・
と、聞きますがハッキリ言って時間の無駄!
数学は出る傾向が毎年同じなのでそのところを重点的にやればいいのです。
足し算、引き算、割り算、掛け算は出来ますよね?
じゃぁ、後は公式に当てはめて計算していけばいいんですから。
数学は大問1~大問6で成り立っています。
大問1→数と式
大問2→方程式と不等式
大問3、4→二次方程式
大問5,6→三角比、図形
合格点は4割~5割です。
【大問1】(過去問参照)
大問1は問1~問3まであります。
問1、主に計算問題が出されます。
① (A+B)
A+Bの3乗の式です。
この場合(A+B)(A+B)(A+B)がまとまって
(A+B)の式になっているわけです。
なので1つ1つ
(A+B)(A+B)(A+B)を展開していくよりも
次の公式を覚えれば簡単。
(A+B)
=A+3AB +3AB+B
これを数字に当てはめると・・・
( χ + 2 )
この場合
A→ χ
B→ 2
ですから・・・
= χ+ 6χ+ 12χ+ 8
と、なるわけです。
② ( χ+ 2χ +4 )( χ+ 2χ -4 )の展開
これも1つ1つ計算してもよいのですが・・・
両側の( χ + 2χ ) を1つの大きな Ⅹ でくくってしまうと・・
( Ⅹ + 4 )( Ⅹ - 4 )
= Ⅹ-4Ⅹ +4Ⅹ -16
= Ⅹ -16
と、なります。
大きな Ⅹ を元の形に戻すと
( χ + 2χ )-16
これを計算していくと・・・
( χ+ 2χ ) -16
= χ+4χ+4χ-16
と、なるわけです。
問2、主に因数分解が出されます。
問3、主に有理化の問題が出されます。
【大問2】
大問2は問1~問4まであります。
問1、主に一次不等式の問題が出されます。
① 一次不等式 3χ +7 ≦ 6χ -2 の解はどれか。
①χ≧3 ②χ≦3 ③χ≧-3 ④χ≦-3
*左側にχの数字、右側に数字をもってくる
*そのとき符号(+・-)は逆になる!
3χ+7≦6χ-2
=3χ-6χ≦-7 -2
=-3χ ≦ -9
↑*左側に-がある場合、不等式が逆になる!!
= χ ≧ 3
よって答えは ①
② 一次不等式 3χ-1≦5χ+9 の解はどれか。
①χ≧5 ②χ≦5 ③χ≧-5 ④χ≦-5
3χ-1≦5χ+9
=3χ-5χ≦+1+9
=-2χ ≦+10
= χ ≧ -5
よって答えは ③
問2、主に二次方程式が出されます。
これは公式を覚えてください!
*解の公式
aχ+bχ +c = 0
↓
-b ±√(b)-4ac
χ=
2a
①二次方程式 3χ+3χ-1=0 の解は
a b c
公式に当てはめると・・・
-3 ±√(3)-4×3×-1
χ=
2×3
計算すると・・・
-3 ±√21
χ=
6
と、なるわけです。
②二次方程式 3χ+5χ-1=0 の解は
-5 ±√(5)-4×3×-1
χ=
2×3
計算すると・・・
-5±√37
χ=
6
と、なるわけです。
問3、4は文章問題が出されます。
国語
国語は平均点が毎年やや高めなので合格点は5割と見たほうが良いでしょう。
国語は大問1~大問4で成り立っています。
大問1は小説
大問2は評論
大問3は古文
大問4は漢文
時間は50分ですので大問1つにつき大体12,3分で解いていかなければなりません。
【大問1小説】問1~問4まであります。
問1・傍線部に当たる漢字を①~⑤のうちからひとつ選ぶ。
(例・平成16年度第2回より)
(ア)アワてて
 ̄ ̄
①頬 ②迷 ③迅 ④忙 ⑤慌
答え ⑤
こんな感じの問題が(ア)~(オ)の5問あり1問1点の配点です。
(問2~問4)までは小説の文章から読み取る問題です。
1問につき6点なので、ここは全問正解を狙いたいところですね。
【大問2評論】問1~問5まであります。
問1・傍線部の漢字の正しい読みを①~⑤のうちから1つ選ぶ。
(例・平成16年度第2回より)
(ア)空けて
 ̄
①よ(けて) ②す(けて) ③ど(けて) ④あ(けて) ⑤ぬ(けて)
答え ④
こんな感じの問題が(ア)~(オ)の5問あり1問1点の配点です。
【問2~問5】までは評論の文章から読み取る問題です。
問2、問3が各5点
問4、問5が各6点の配点になっています。
ここまでで、大問1と大問2が全問正解なら50点となります。
【大問3古文】問1~問5まであります。
大体10行前後の文から読み取っていきます。
ところどころ単語に(注1)とか(注2)とあって、その単語の意味が文の終わりの横に
載っているので意味がわからない場合は目を通すと良いでしょう。
1問につき各5点の配点です。
【大問4漢文】問1~問5まであります。
大体5行前後の文から読み取っていきます。
ところどころ単語に(注1)とか(注2)とあって、その単語の意味が文の終わりの横に
載っているので意味がわからない場合は目を通すと良いでしょう。
1問につき各5点の配点です。
ここで少しおさらいをしましょう。
■レ点や送り点の読み方を覚えていますか?
レ点は下から上に読んでいきます。
A
レ
B
レ
C
こうあった場合普通はABCと読むのを
C→B→Aと読みます。
レ点は下から上に!を覚えておきましょう。
■一点二点や上・中・下点は覚えていますか?
これはそのまま一点を読んだら二点を読めば良いのです。
上・中・下点も同様です。
さて、ではこれはどう読めば良いのでしょう。
A
ニ
B
C
D
 ̄
正解はB→C→D→Aですね。
ニ点のAは飛ばしてBCDと読んだらDに一点があるのでAに戻れば良いんです。
では、これはどうでしょう。
A
下
B
C
ニ
D
E
一
D
上
正解はB→D→E→C→D→Aですね。
この場合一点、ニ点を読んでから上・下点を読めば良いのです。
Aには下点があるので飛ばしてBを読みます。
Cにはニ点があるので一点を読んでからじゃないと駄目ですよね。
だから飛ばしてDを読みます。
続いてEを読みます。
ここで一点に出会えましたね。
そしたら二点のCに戻ってあげましょう。
続いてDを読んだら上点なので下点のAに出会えました。
どうですか?少し思い出しましたか?
この他にも熟語の読みや、再読文字などがありますが
今やったレ点・一、二点・上、中、下点は完璧に読めるようになって下さい。
小説・評論は文章の内容を理解すること。
古文・漢文は古文が苦手なら漢文に時間をかける!
漢文が苦手なら古文に時間をかける!
自分の得意なものから始めるといいでしょう。
時間は50分でやらなくてはいけないので、1つのものに時間をかけすぎると
全部解けない場合がありますので注意してください。
また、テストはマークシート方式ですので漢文から始める場合などは
解答番号をよく見て記入してください。
過去問は必ず1年度分は、やるといいでしょう。
古文、漢文は過去問を使って練習するなど読み慣れないものに慣れるのが大切です。
練習をするときは実際、時間を計ってやってみると良いでしょう。
また、これは苦肉の策ですがどうしても時間が間に合わない!!!
そんなときは、適当にマークするのではなく全部1にするとかしてマークすると
1つぐらいは合ってるかも?しれません・・・。
でも、まずは自力でやってみてくださいね。
解らないことや質問などメール、コメントで受け付けます。
こちらでコメントしてからのアップとなります。
国語は大体の方が毎年合格します。
焦らず、正確に解いていくことが大切ですね。
高卒認定試験(高認)を知ろう!
みなさんは高卒認定試という言葉を耳にしたことがありますか?
「大検(大学入学資格検定)」と言う言葉の方が耳にしたことがありますかね?
高卒認定試験は正式には「高等学校卒業程度認定」と言います。
高卒認定試験(以下高認)は、平成17年度(2005年度)から開始され大検から高認へと変わりました。
内容や特色にも、さまざまな変更がありました。
■「高卒と同等以上の学力」を明確化
大検と聞くと大学に行くためだけの試験とみられがちで「高校卒業者と同等の扱い」は
あまり活用されていませんでした。
しかし、高認は進学だけではなく、就職の際にも効力を発揮する資格として位置付けられました。
■受験資格
大検のときには認められていなかった「全日制高校在学者」の受験が認められました。
つまり16歳以上で高校を卒業していないすべての人に受験資格があるのです。
■受験科目
大検の受検科目
1、国語
2、数学I
3、世界史(AかB)
4、日本史(AかB)または地理(AかB)
5、現代社会、または論理と政治・経済
6、7、物理・化学・生物・地学(それぞれIAかIB)・総合理科から2科目
8、家庭
9、選択科目
【高認の受験科目】
1、国語
2、数学
3、世界史(AかB)
4、日本史(AかB)または地理(AかB)
5、現代社会、または論理と政治・経済
6、7、物理I・化学I・生物I・地学I・理科総合から2科目
8、英語
このように選択科目が削除、「家庭」が削除、「英語」が必修科目になりました。
また、ある程度高校に通われていた方、通っている方は、それまでに修得した単位に該当する受験科目は
免除されるという「科目免除」があります。(だいたい高校2年次以降の中退・在学であれば)
■高認Q&A
1、試験日は?
A、年に2回あります。
平成19年度は第1回は8月8日、9日に実施されました。
第2回は11月17日、18日です。
願書請求、受験会場など詳しくは文部科学省のホームページでご確認ください。
2、一度に全部合格しなきゃ駄目なの?
A、科目ごとに合否が決まり何年かかっても合計で必要な科目数に達すれば「合格」です。
3、合格ラインは?
A、公表されていませんが各科目とも4割から5割程度で合格みたいです。
4、お勧めの教科は?
A、個人の得意教科、不得意教科がありますからなんともいえませんが・・・
一度、過去問をやってみてください。
文部科学省のホームページに載っています。
5、勉強の仕方を忘れた、高認をとるための学校に行ったほうがいい?
A、どのくらい出来る、出来ないもありますが数学、英語は独学では難しいと聞きます。
しかし今は参考書もわかりやすく解説が載っていますし独学でも十分いけると思います。
まずは過去問をやってみて、わからなかった所は参考書などで調べて、それでも無理だ!
となったら学校へ行くのも良いと思います。
ただ毎年出題傾向も似てるので、まずは自力でやってみてください。
学校となると期間や、その学校によってですが大体30万から60万ぐらいしてしまう所が多いです。
その他、色々質問がありましたら、どんどん質問してください。
こちらで質問を見てアップします。
また次回からは私が受けた
国語・数学・世界史A・地理A・現代社会・生物I・理科総合・英語
の、出題傾向や勉強の仕方などを記載していきたいと思います。
きちんと勉強すれば必ず受かります!
わたしは中学を卒業して7年のブランクがありましたが約2ヶ月の勉強で全科目合格しました。
勉強は好きな方より嫌い、苦手な方のが多いと思いますが理解してくると勉強が楽しくなります。
11月の試験をこれから受ける方、また受けようか考えてる方に高認を良く知ってもらい
少しでも勉強の力になれればと思います。