工務店大学レポートVOl2
リフォーム産業新聞社が発行するもう一紙の
住宅業界向け新聞、
工務店新聞
の記者、中村です。
今日は、1月21日に開催された工務店新聞主催の経営者向けセミナー、
「工務店大学-TOPビルダーズカレッジ-」
についてご報告したいと思います。
今回のTOPビルダーカレッジにの講師ととしてお迎えしたのは
平成建設(静岡県沼津市)
の秋元久雄社長です。
平成建設の経営の最大の特徴は
とにかく内製化を推し進めている点!
社員大工、社員多能工を始め、
建築にかかわるほとんどの職種を社員が一貫
して行います。
企業の経営リスクを減らすために
アウトソーシングがもてはやされてきたこと
を考えると、
秋元社長の手法はまったく逆の方向に向かっ
ているように思えます。
しかし、平成建設は右肩上がりに業績を伸ば
しています。
2009年度の売上は103億円。
経常利益も5%を維持しています。
内製化はたしかにリスクが大きい手法です。
人員を抱えることになり、固定費は増大しま
す。
しかし、秋元社長は言います。
「人件費は莫大な額になるが、
それ以外のコストはかなり小さくなる」。
もちろん、受注が途切れたり、
一時的にでも減少すれば会社は危うくなる危
険性が高く、
そうした危機をしっかりマネージメントする
必要はあるでしょう。
しかし、1人あたりのできる仕事の量と種類
を増やして
生産性を上げることで効率化を実現している
のです。
さらに、内製化の利点は技術の継承もスムー
ズにでき、
その技術の蓄積が即会社の力になっていく点
です。
秋元社長は日本の大工の技術が失われていく
ことを危惧しています。
と、同時にそうした技術を自社で守っていけ
ば、
今後10年の間に大きな武器になるという商
機も見ています。
一見、破天荒な秋元社長の経営手法は
実は非常に合理的でまっとうなものです。
それを実現し、成功させるのが非常に難しい
ことは確かですが。
こうした手法を追求することで、
大卒で大工を全国から募集する唯一の会社と
して
50人の枠に1000人以上の有名大学の学
生が押し寄せる会社となった平成建設。
京都大学大学院を修了した大工さんを始め、
インテリ大工集団として自社のブランド力
アップにもつながっています。
他にも、創業10年目まで営業マンがゼロ
だった頃から一貫する
「会社の全ての部署の目的は営業にある」という考えや、
「教育=内製化」、
「多能工は団体競技、大工は個人競技」、
「経営=人事評価」
などなど、
挙げていてはきりが無いほどの新鮮な驚きを
もたらす
秋元語録
が次々に飛び出しました。
写真は当日の様子です。
なんと!質疑応答は1時間30分にも及びま
した。
ほんの走りだけ
の紹介になってしまいましたが、
秋元社長のパワーの一端
でも感じてもらえれば幸いです。
ちなみに質疑応答は1時間半ほどに及びまし
た
セミナー終了後の懇親会での秋元社長は更に
パワフル
だったのですが、
その模様はパワフル過ぎてここではお伝えで
きません。
全国の勢いある経営者の生の声に触れられる
「工務店大学-TOPビルダーズカレッジ
-」の次回開催は2月24日(水)です。
福島県を中心に「女性の考えた女性のための
家」で躍進中の
石井工務店(福島県郡山市)
の石井一男社長と新潟県と
埼玉県で住宅事業を展開し、
そのユニークな人事評価などの経営手法が注
目の
アサヒアレックス(新
潟県新潟市)
の石倉茂雄社長を講師にお迎えします。
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