実はというか何というか、ここだけの話、私は公務員ではなく
「司法書士」
を目指していたことがありました。
多分みなさんにも覚えがあると思うのですが、
「自分は組織に属すつもりはない!!自分一人の力で人生を切り開いていくんだ!!」
なんてことは、誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
私もその例外ではなかった、といった所でしょうか笑
半年間を2回=計1年間。
これが、私が司法書士の勉強のために費やした時間です。
膨大な量の参考書・学習用PCソフトと共に、この時間は無駄になってしまいました。
(憲法や民法などは公務員試験でも使えたので、全くの無駄というわけではありませんが…)
この勉強期間中(特に後半)、私は完全に気が滅入っていました。
涙も何度となく流しました。
しかし「死ぬほど勉強したか」というと、そうではなかったような気がします。
さて8冊目は、「独立開業 ああ本日も仕事なし(成田尚志著 2003年1月発行)」です。
著者は文字通り「死ぬほど」勉強した結果、司法書士試験に合格した強者です。
しかも働きながら!!
結局、自分は「覚悟」が足りなかったんでしょうねえ…。
・著者紹介
著者の成田さんは、
4流照明器具メーカー→不動産会社→司法書士事務所(補助者)
を経て司法書士となった、現在45歳のナイスミドルです笑
試験に受かり、開業したのが35歳の時という遅咲き。
「人間何かを始めるのに、遅すぎるということはない」
という言葉を思い出させてくれる人です!!
・内容紹介
本書には、司法書士試験に合格し、開業した後1年間の出来事が綴られています。
専門的で難しい話は一切なく、著者も言うとおり「司法書士って何?」という人でもスラスラ読めます。
良いのか悪いのか分かりませんが、ノンフィクションだけあって話はかなり「リアル」です^^;
今の時代、開業1年目で上手くいく方がおかしいのでしょうが、予想以上に上手くいかないもんですねえ…。
家賃を抑えるために、開業1年足らずにして事務所の移転を余儀なくされるなど、開業早々なかなかの迷走っぷりです笑
甘い言葉を囁き、迷える子羊達から搾取している受験予備校からすれば、この本を受講生に薦めることはできないでしょうね。
・印象に残った箇所
「昔は、司法書士の資格を取るのは今と比べたらメチャクチャ、それはもう当時の問題を見ると勉強するのがバカらしくなるほど、簡単だったんですよ。」
自分で確かめてはいないので真偽のほどは分かりませんが、実際に2回試験を受けた実感として、過去問よりも1回目、そして1回目より2回目の方が難しかったような気がします。
他の資格試験も難化傾向にあるようですが、やはり不況の影響なのでしょうか?
「…拒絶された人間が拒絶する側を気遣っているのだから、俺も馬鹿がつくほどお人好しである。」
「しかし、それはただの言い訳ではないだろうかという気もする。本当は単に自分が拒否されることが辛いだけなのに、断られて傷つくのが嫌になっているだけなのに、相手のことまで気遣っているフリをして、努力を放棄した自分を正当化しているような気がしてならないのだ。」
最初は金融機関や不動産会社に足繁く通っていた著者が、途中からその効率の悪さ(無意味さ?)に気付き、「数打ちゃ当たる」的な営業活動をしなくなった時に出てきた言葉です。
食べていけるだけの仕事が安定してあるのなら、営業活動なんていう効率の悪いことは誰もしないでしょう。
しかし大抵の自由業の方、そして企業は、営業活動無しには経営が成り立たないのが実情です。
…そういえばそれが嫌で、司法書士を目指すのを止めたんでしたっけ。
「私は凡人です。たぶん、貴方もそうではないでしょうか?」
「これからも私は凡人として、自分にできることをしぶとくやり通し、少しずつでも向上できたらと考えています。そのための最低限の努力だけは惜しまない。それが私にできる精いっぱいのことです。」
私も「超」が付くくらいの凡人です!!笑
でもホント、少しずつでいいんですよね。
蟻のようなスピードであっても、一歩一歩、日々前進していきたいと思います!!
それでは今日はこの辺でm(u_u)m
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