こんにちは、チューターの椎野です。
今回は特別区の筆記試験、特に専門科目のポイントについて簡単にお話ししようと思います。

みなさんご存じだとは思いますが、特別区の専門科目(全55題)の科目の内訳は以下の通りです。
(5題ずつ)

・憲法
・民法(総則物権)
・民法(債権・家族法)
・ミクロ経済
・マクロ経済
・財政学
・政治学
・行政学
・社会学
・経営学



もちろん憲法・民法・行政法・ミクロ・マクロといった主要科目には力を入れて取り組んでほしいのですが、
特別区の試験で得点源にしてほしいのは、政治学・行政学・社会学・経営学からなる行政科目(学系科目)です。


特別区の行政科目は基本的な学説や学者の名前をメインに出題されるため、同じ科目が出題される国家一般職と比較すると非常に得点源にしやすいです。(過去問を見れば一目瞭然!)

勉強が順調に進んでいる方はおそらく政治学や行政学あたりは手をつけられていると思います。
逆に勉強が遅れ気味な方は、憲法・民法・行政法・経済学などの主要科目を年内にある程度終わらせて少しずつ行政科目にも手を出していきましょう。


行政科目全般に言えるのが、
学者名と学説の暗記が大変ということです。

私から言える対策はこれといってありませんが(笑)、
レジュメ・テキスト・参考書・まとめノートのいずかを毎日時間のある時に見ては覚えるという作業を繰り返しましょう。
当たり前の作業だと思いますが、毎日コツコツ勉強する。これに限ると思います。


また、行政科目の学説は正直何言ってるのか分からないから覚えられない…というのがあると思うのですが、必ず予備校の講義の中で講師の方が分かりやすく簡単に説明されていると思うのでしっかりメモをして自分のものにしていくことが必要だと思います。



来年、皆さんの多くが受験するであろう都庁・特別区の試験まであと半年になりました。
これから勉強する科目が一気に増え、EYEの受講生の方はチューターゼミもあり面接対策もしなければならなくなります。

年明けは勉強に対して焦りが今まで以上に増してきますが、ただやみくもに勉強するのではなく戦略を立てて効率的に勉強するように心がけましょう!