聴覚障害者=手話という図式 | 手話通訳者のブログ

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 難聴者と手話に関して神奈川県の状況を質問した。

所属している手話サークルには難聴者は在籍しておらず、詳しいことは知らないが、難聴者協会で難聴者向けの手話学習は行われているそうだが、参加者は少ないらしいとのこと。また要約筆記者講座の受講者も少ないらしいとのこと。

 聴覚障害者=手話という図式は当地だけではなく同じような状況なのだろうと感じた。

 日本語を獲得した中途難聴者との意思疎通は日本語が書ければ用は足りるが、会議や講演会などのように発言者の意見が淀みなく繰り返されるような場面では、やはりタムラグを減らすという部分では要約筆記という技術は重要である。

 PCやスマホの音声翻訳ソフトは確かにあるのだが、今現在、要約筆記通訳をうわまっているとは言えないのが現状である。

また、複数人が同時に話をしている場面では音訳ソフトの変換率は極端に落ちてしまう。

 今回、偶然にも親族の中に手話を使えるものはいたのだが、難聴者側(僕のこと)の手話力が無いケースでは「手話通訳」は難しく、筆談(要約筆記通訳)をしていただくほかないと再認識させられた。