手話通訳者のブログ

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yukiさんのブログ記事を、リブログさせていただきます。

コメントしてリブログの許可をいただいてから、と思いましたが、何故かコメントできませんでした。
yukiさん側でコメントを閉じているのか、こちら側の端末の不具合か、不明です。



>「これは有料サービスではないので・・・」

これは、我々手話通訳者が関わっている行政サービス(手話通訳)においても、サービスを提供する側はこのように考えている。
つまり、無料で提供するサービスについては、「無料のサービスだから、不具合とか不都合があっても仕方ない」と思っている。
ひどい職員になると、
「手話通訳者を派遣してやってるんだから、文句を言うな」
という暴言を吐く。



その瞬間、私は血が沸騰するような衝撃と、深い失望を覚えた。

それが無ければ観劇が成立しない人の前で、「わざわざ無料でやってあげている」「無くても問題のないもの」と言っているのと同じことだからだ。

タブレットが利用できず、情報が届かない状態は、聴者にとっての音響トラブルと同じだが、そこまで深刻に捉えていないのだろう。

そして丁寧に対話を重ねても、私の失われた観劇体験に対する言葉は、一言もなかった。

このまま帰れば、私はチケット代を払って「観たかった作品が、劇場側の設定不備で楽しめなかった」だけでなく、
「スタッフの対応に傷ついた」という記憶も持ち帰ることになる。

これでは何も変わらない、と思った私は覚悟を決め、やや強めに言葉を発した。

「そちらの設定ミスで台本タブレットが利用できず、大切な台詞が伝わりませんでした。そのことについて、どう責任を取られるんですか?」

何度かのやり取りの末、チケット代は払い戻された。




チケット代を払い戻すのは当然。
払い戻しは、主催者の責任の一部に過ぎない。
yukiさんが失った時間、心に消えることのない傷を受けたことに対する責任は、主催者は自覚していないようだ。



この経験は私を深く深く消耗させたけれど、それでも私は、舞台芸術の世界は変われると信じている。

手話通訳者(意思疎通支援者)派遣制度の利用率は極めて低い。
初めて利用した人(ろう者)が、「もう嫌だ。二度と派遣申込なんかしない」と思って利用をやめてしまうからだ。
ろう者の皆さんは、yukiさんを見習って欲しい。
役所は変われる。
手話通訳者も、変われる。
でも、役所が、手話通訳者が変わるためには、当事者であるろう者の皆さんの強い意志と努力が必要。諦めてしまったら、何も変わらない。
手話世界は変われると、強く信じて欲しい。
手話世界の狂犬が吠え続けているのは、手話世界は変われると信じているからです。
 

 

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