お客サン Part1
スナックで働いている間、いろ~んな人に会った。
その中で、特に印象に残っている人達のお話。
う~ん…あの頃は必死で顔と名前を覚えていたけど
今じゃ思い出せない事が多くなってる…![]()
さてさて、まずは私が初めて仕事に出た日に来ていたNサン。
何にも出来ない私にママが常連サンを紹介してくれて
私の事も簡単に紹介してくれた。
当時の私は20代半ば。
Nサンは45歳くらいだったと思う。
(でも老け顔で40代には見えなかった)
「初めまして。こうこです」
と挨拶したばかりなのに、いきなり真顔で
「こうこちゃんか。さっきからずっと見てたんだ。
俺はかなり年上だと思うけど…
結婚しよう!!
子供の事ももちろん面倒見るよ」
はぁ!?何言ってんのおっさん![]()
そう言いたいのをガマンして
「今、会ったばかりでそんなこと言われても…」
と、丁寧にお断りしました。
その後も何度も何度もしつこくプロポーズされるんだけど
飲み代はつけだし、仕事も大丈夫?って感じだし、
そんな人に付いて行く気にもならず、あまりに毎回のことに
最後は
「はいはい。無理無理。私、年上嫌いだから。」
まで言ってもず~っと懲りずに
(そんなふうに言えるほど強く(?)なってた私
)
「結婚しよう!!」
と言い続けてました。
普通は嬉しいはずのプロポーズもやっぱり好きな人じゃなきゃ
嬉しくないもんなんですね~![]()
Nサン、今はどうしてるのかな![]()
仕事
離婚してすぐに考えたのは仕事の事。
最初はスナックで働く気なんてなくて、子供達は保育園に
預けて、昼間働くつもりだった。
その頃は母親も仕事していて時間が不規則…というか
午前中~か午後~とシフトで決められていて、全部を
頼るわけにはいかなかったから、保育園に。と思っていたのに
離婚した時期が悪かったようで、市役所に行ったら
「4月からの入園の申込みは先週終わりました」
と言われてしまって、予定が崩れた![]()
でもすぐに働き始めなきゃならなかったし、収入も安定させたい。
とりあえずしぃ~は幼稚園に入れることにした。
幼稚園は保育園に比べて行事が多い。
いちいち休むのはちょっと…と思い、夜働くことに。
しぃ~にも
「幼稚園から帰ってきた時に家にいてほしい」
と言われ、
夜働く=スナック
それしか思い浮かばなかった単純な私![]()
街の中心部のスナックのほうが時給も良かったけど、家から
近いほうが楽だな~と思い、ちょうど募集していたお店で
働くことに。
お客サンのほとんどは、もう街のほうまで出るのが面倒!
でも飲みに出たい!という歩いてこれそうな近所のおじサン達![]()
ド素人の私でも、ちょうど娘くらいの年ということで、とっても
可愛がってもらった![]()
ママにはたくさん怒られたけど、今でも大好きです![]()
お世話になったママなのに、いい辞め方が出来なかったのが
心残りで申し訳ない気持ちでいっぱいですが…。
そのお店では約2年間働きました。
今でも行くとママが笑って出迎えてくれて、懐かしくホッとする場所。
彼にも出逢えた場所。
私にとってはとても大切な場所です![]()
別れるはずだったんだけど…
電話でSクンと別れ話をしました。
Sクンは別れを受け入れてくれたんだけど
「最後に一緒にご飯でも」
という言葉を断れず、結局会うことになりました。
顔を見るとツラくなるし、ズルイかもしれないけど会わないで
終わりにしようと思ってた。
Sクンはうちまで迎えに来てくれて、初めてデートした時に
行ったお店で最後にしようということになりました。
いろいろ話しているうちに、お互い泣けてきて…![]()
2人で想い出に浸っている時に
「たぁ~が熱を出したから帰ってきて」
と母から電話があり帰ることになりました。
本当ならそのままお別れのはずだったんだけど。
父も帰ってきてなくてしぃ~だけ置いて行くことができないので
Sクンに連れて行ってもらうことに…![]()
診察が終わるまで待っててくれて帰りも送ってくれて。
Sクンの優しさを思い出しました。
私が仕事に行く時も、Sクンは仕事で疲れているはずなのに
毎日送ってくれたっけ。
私が飲み過ぎた時は心配して迎えに来てくれたり。
ワガママな私を大切にしてくれたんだよなぁ。。。
そんなふうに考え出すと別れたくなくなってきて…。
でも私から別れを言い出したのに…。
そう思ってたらSクンも同じ気持ちを持っててくれて
「やっぱり別れたくない。」
と言ってくれ、結局もう1度続けてみることにしました。
それからはSクンのことを大切に
しばらくは順調に続いてた。